アンダーテイカーが“衝撃のデビュー”――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第104回
WCW時代は素顔で“ミーン”マーク・キャラスの新リングネームでタッグチーム、ザ・スカイスクレイパーズの片割れ(パートナーはダニー・スパイビー)として活躍し、1990年3月には“パニッシャー”ダイス・モーガンのリングネームでいちどだけ新日本プロレスのリングに上がったことがある。
もちろん、こういった“現世”のプロフィルは完全に抹消され、アンダーテイカーはあくまでもアンダーテイカーとしてWWEのリングに出現した。“サバイバー・シリーズ”での正式デビューをまえにハウスショーでは何パターンかの試作品が“展示”された。
最初のリングネームはケイン・ジ・アンダーテイカーで、専属マネジャーには“にせ牧師”ブラザー・ラブがついていた。リングコスチューム、入場テーマ曲も数パターンが試され、完成バージョンのアンダーテイカーのリングネームからはケインというファーストネームだけが削除された。ケインというキャラクターはそれから7年後、アンダーテイカーの“弟”としてWWEの長編ドラマに登場してくることになる。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ