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群雄割拠の“サバイバー・シリーズ”――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第105回

 ボーナス・トラックのメインイベントでは、この日、2試合めとなるホーガンとウォリアーとティト・サンタナが急造トリオを結成し、テッド・デビアス&リック・マーテル&ウォーロード&ハーキュリース&ポール・ローマと3対5のハンディキャップ・イリミネーション・マッチで対戦。  ベテランのサンタナがフライング・フォアアームでウォーロードをフォールし(28秒)、デビアスがそのサンタナをフォール(1分51秒)。ホーガンがローマをクローズライン一発でフォール(5分57秒)し、マーテルが試合放棄で敵前逃亡(7分17秒)したあとは、ホーガンがデビアス(8分30秒)、ウォリアーがハーキュリース(9分7秒)をそれぞれフォールした。  ホーガンとウォリアーがリングのまんなかで仲よく筋肉ポースをキメるシーンが“サバイバー・シリーズ90”のエンディングになっていた。ホーガンとウォリアーのそれぞれの入場テーマ曲が交互に流れた。  ウォリアーがWWEの主役をつとめるためにはチャンピオンベルトが必要不可欠で、ホーガンはチャンピオンベルトを腰に巻いていなくてもやっぱり主人公だった。ホーガンは、どうやらウォリアーとのリターン・マッチを望んでいなかった。(つづく)
斎藤文彦

斎藤文彦

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