ビンスが“賞味期限切れ”ウォリアーを解雇――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第114回
“サマースラム”のメインには、セッドはホーガンの味方につくのか、それともホーガンの敵にまわるのかというサイド・ストーリーが用意されていた。ビンスは、ニューヨークの観客がニューカマーのセッドにどういう評価を下すかを“査定”しようとしていた。
試合は、ホーガンが十八番レッグドロップでスローターをフォールし、あっさりとジ・エンドとなった。試合終了後、リング上ではそこにいるウォリアーの存在を完全に無視するかのように、ホーガンとセッドが仲よく“筋肉ポージング”をつづけた。
この日、ガーデンに集まった2万人超の大観衆は、どうやらセッドをベビーフェースととらえたようだった。
全試合終了後、リング上には教会のチャペルのセットが組み立てられ、サベージとエリザベスの結婚式がおこなわれた。盛大なウェディング・セレモニーがハッピーエンドを迎えたところで、もうひとつの事件が起きた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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