再びデフレの予感の今こそ、無銭走行OKのプリウスPHVで生活防衛だ!【上半期の自動車業界を振り返る】
――上半期の新車は大不作でした。
渡辺:なんかあったけ?って感じ。
――昨年12月発売のプリウスは実質今年上半期の新車になりますが、販売台数は毎月2万台超、納車2~3か月待ち。清水さんの買ったシエンタもまだ3か月待ちです。買い取り価格も激高らしいですよ。
清水:実はシエンタ買ったことは後悔してるんだよ。売っちゃおうかな。
渡辺:大絶賛してたのに、何がダメなんですか?
清水:走りが退屈なんてもんじゃない。思えばアクアは好きだったから結構乗ってたんだけど、シエンタは最近ほぼ運転してない。
渡辺:僕がそう言ってたじゃないですか(笑)!
清水:でもさ、下取りが高いのも喜んでばかりもいられないんだ。去年分の確定申告で衝撃を受けたんだけど、BMW335iカブリオレとホンダS660の2台を合計400万円くらいで売ったら、それだけで32万円も消費税取られちまった! 結局、売り買いしないほうがいいってことじゃないか!
渡辺:この対談史上、一番ウチに入った発言ですよね(笑)。「日本経済復活のために、個人でできることはすべてやる!」と言ってたのに。
清水:去年それを実行したら、32万円も消費税取られたから、しばらく自粛します。
――故徳大寺有恒さんの名言「クルマは買っても売っても損をする!」は、やっぱり真理を突いてるんですね。
清水:安倍総理最大の失敗は消費税率を3%上げたことだったね……。
渡辺:いえいえ、それは自分都合でしょ(笑)。
――下半期の予定としては、参院選、都知事選、リオ五輪、サッカーW杯アジア最終予選、アメリカ大統領選ときて……。
渡辺:あとはレコード大賞(笑)。
――下半期の新車は、まずホンダNSX。もうすでにアメリカで乗った渡辺さん、どうでした?
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渡辺:悪くはないけど「これじゃないとダメだから買う!」という決定的な説得力がないんですよね。
清水:ナベちゃんの話を聞くと、たぶんウルトラつまんないクルマでしょ。血や臓器を売ってまで欲しいというスーパーカーは、フェラーリ458が最後なんだよ!
――それでも発売されれば、納車1年待ちとか行列ができるんですよね。
渡辺:ただ、この手のスーパーカーを売るノウハウがホンダにはないでしょう。
清水:ホンダはプレミアムブランドとはまったく無縁なんで、S660の限定車みたいに公明正大に抽選で売りますとか、なるんじゃないの?
渡辺:本来はお客さんを気持ちよくさせる仕掛けをいくつか持ってないといけないけど、今のホンダだとアシモに肩もみさせるくらいでしょうか。
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