更新日:2017年11月27日 21:12
カーライフ

「ベンツvsレクサス」高級SUVモテ車対決! 六本木の帝王に砂漠の帝王の化身は勝てるのか?

 当編集部がある東京・港区でよく見かけるのがベンツ。一説には、港区ではカローラよりもベンツが多いとか。そんなベンツのなかでも六本木でよく見かけるのがGクラス。無敵のモテグルマとして“六本木の帝王”とも呼ばれています。と、そこに現れたのが”砂漠の帝王”の化身レクサスLX。六本木の帝王vs砂漠の帝王によるモテグルマ対決であります! レクサスLXMJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 茂呂幸正=写真 Photographs by Moro Yukimasa

六本木の帝王に真っ向勝負を挑むは砂漠の帝王の化身なり!

 パンパカパ~ン、全日本モテグルマ選手権開催~。  本邦におけるモテグルマの条件は3つ。「高そう」、「快適そう」、「安全そう」である。そして、その条件に合致するカテゴリーは、ズバリ高級SUV。なかでも武骨な真四角ボディを持つメルセデス・ベンツGクラスは、その飾り気のないクラシカルな見た目ゆえに、「強くて浮気しない(気がする)スーパーヒーロー」。無敵のモテグルマとして頂点に君臨している。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1131635
メルセデス・ベンツGクラス

最近はGLA、GLC、GLE、GLSと多くのSUVをラインナップするベンツのなかでも、異彩を放つのがGクラス。大きく見えるがLXと比べるとひと回り小さい。Gクラスは一番安いG350BlueTECが1018万円(ディーゼル)で、G65AMGは3470万円(V12ツインターボ)もする。価格差は2000万円以上もあるが、違いは女子にはわかりません!

 ただ、Gクラスには弱点もある。芸能人が乗ってそうであるが故に、「嫉妬の対象になりそう」なのである。つまり炎上リスク。Gクラスの助手席に乗っているだけで、ベッキーのように袋叩きに遭うかもしれない。安心安全を重視する女子にとってこれはマイナスだ。よって、もうちょっとマイナーな高級SUVにも勝機が生まれるのである。  そんな世情を背景に、満を持して登場した国産高級SUV、それがレクサスLXである。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1131608
レクサス LX

レクサスSUVシリーズの頂点に君臨する新型LXは3代目だが、日本に正規輸入されるのは今回が初。全長約5m、全幅約2mと超ド級のボディに377馬力の5.7リッターV8エンジンを搭載するが、車両重量が約2.7トンもあるため走りはイマイチ。それでも内装はゴージャスなので女子ウケは◎。助手席の女子に走りは関係ないので問題なし!

 ベースはランドクルーザー200。砂漠の帝王だ。それに豪華装備を満載してスピンドルグリルを貼りつけたと思えばいい。価格は1100万円。ベースのランクルが600万円台なのでその2倍近い。この価格はGクラスのV6ディーゼルモデル(1018万円)をも若干上回る。レクサス開発陣の激しい対抗心が見え隠れする。  LXは、インテリアも非常にゴージャスである。武骨一辺倒のランクルとは大違いだ。これなら女子もお姫様気分を満喫できるはず!  エンジンは、ランクルの4.8リッターから、5.7リッター(V8)に排気量アップされている。さすが王者だ。ただし車体がメチャ重いため加速は鈍く、燃費は都内でリッター2kmと史上最悪。我が目を疑った。Gクラスはディーゼルゆえに都内でもリッター7kmくらい走る。まあ女子に燃費は無関係なので、乗る側のサイフの問題ですが。  ということで、おなじみ扶桑社に出入りの女子20名へのアンケート調査を行った。女子は内装を重視する(はず)ということで、まず内装写真の印象から。
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内装の印象は?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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