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“レッスルマニア10”ラダー・マッチ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第151回

レッス ルマニア10

“レッスルマニア10”のもうひとつの名勝負は、レーザー・ラモン対ショーン・マイ ケルズのインターコンチネンタル選手権“ラダー・マッチ”だった(写真は「レッス ルマニア10」ケーブルTV・PPV番組広告より)

 ラダー・マッチという試合形式のルーツに関してはふたつの説がある。プロレスの試合で最初にハシゴをリングに持ち込んだ人物はジェリー・ローラーだったとする“テネシー発祥説”。1970年代の終わりから1980年代前半にかけて、カナダ・カルガリーでおこなわれたブレット・ハート対ダイナマイト・キッドのシングルマッチ連戦シリーズのなかでラダー・マッチが発明されたとする“カルガリー発祥説”。ふたつの説に共通していることは、それらがいずれも偶然の産物だったという点だろう。

 プロレス現代史のなかでいちばん有名なラダー・マッチは、“レッスルマニア10”(1994年3月20日=ニューヨーク州ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデン)のセミファイナルにラインナップされたレーザー・ラモン(スコット・ホール)対ショーン・マイケルズの一戦である。

 “レッスルマニア10”はWWE史に残るベスト・オブ・ベスト・マッチを2試合、プロデュースした。ひとつはブレット対オーエン・ハートの“兄弟対決”で、もうひとつはラモン対マイケルズのラダー・マッチだった。

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ランディ・サベージ対リッキー・スティムボートは“心の名勝負”

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