更新日:2011年06月21日 23:11
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防災機能搭載の賃貸検索サイトが登場

◆ポスト震災[首都圏不動産選び]の新常識(4) 【リスクを減らす動き1】 <防災機能を搭載した賃貸検索サイトが登場>  大震災後の「住まい探し」でぜひ覗いてほしいのが賃貸マンション検索サイト「wikirooms(ウィキルームス)」だ。東京や新宿、渋谷などのターミナル駅からの徒歩、自転車での所要時間、液状化の恐れが少ない地域の表示、新耐震基準(昭和56年6月に改正された建築基準法施工令の基準)表示など、都内の災害に強い住まいの情報を一発検索できるのである。   これは津波や液状化の不安のない土地に住みたいという人の強い味方。運営するアーブル・パートナーズの風戸裕樹代表は「液状化のリスクが高い地域や耐震基準など、本来、賃貸業者が隠したい情報も、あえて公開することで賃貸市場に“新常識”を吹き込みたい」と鼻息が荒い。今後は掲載エリアを広げるとともに、借り主の震災被害の声も紹介していく予定だという。 【ウィキルームス】 サイトでは液状化エリア外の認定マーク「safety area」を付与。 マンション名、詳細な住所なども公開している 取材・文・撮影/野中ツトム(清談社) 高木瑞穂 遠藤るりこ(ビッグアップルインターナショナル) 遠藤修哉・八木康晴(本誌)
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