東京五輪でチケットなしでも“絶対生観戦できる鉄板競技”とは?
ご存じの通り、トライアスロンは「スイム(水泳)」「バイク(自転車)」「ラン(長距離走)」の3要素で競う持久戦。鉄人レースとも呼ばれる過酷な競技です。オリンピックのような大会では、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのオリンピックディスタンスでの戦いが基本。ただし、バイクはコースレイアウトによって若干の変動があり、リオ五輪ではバイク41.6kmという設定です。
この3要素はメイン会場からスイムに出発してメイン会場に戻る、またバイクに出発してメイン会場に戻る、さらにランに出発してメイン会場に戻る、と忘れ物して何度も家に戻る人みたいな動きで進めていきます。メイン会場には「トランジションエリア」という着替えを行なったり自転車を停めたりする場所があり、そこから出ていったり戻ったりするわけです。課金制となるのはトランジションエリアを中心とした一角で、バイクで走ったり、ランで走ったりするあたりはマラソン同様の一般道ですので、ここは無課金でイケるという寸法です。
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次回、フモフモ編集長はバイク(自転車)観戦ゾーンに移動。水着で自転車に乗る女子を堪能したいなどという邪念はいっさい持たず、競技の魅力とより楽しめるオススメの観戦ゾーンを紹介します!
全区画フリーというありがたさと、次々に種目が変わるめまぐるしさにより、自由に移動してアチコチで観戦をつづけたのですが、まずひとつ気づくことがありました。めっちゃ疲れます。確かにスイムもバイクもランもメイン会場から出たり入ったりはするのですが、そこは着替えとかが中心で、「スピードを上げて疾走」みたいなことはあまりない。で、見栄えのするいい場所を探しに行くと、スイムとバイクとランのイイ場所がそれぞれ異なるので、結構な距離を移動させられます。
これは本番でも重要なことで、沿道で観るときに「バイクだけ見える場所」などに陣取ってしまうと、すごく釈然としない感じになるでしょう。
「昨日五輪のトライアスロン見てきたよ!」
「あの泳いで自転車やって走るやつ?」
「うん、その自転車のとこだけ…」
という、観たはずなのに観てない感じになってしまいます。タダで観られて、見栄えのいい場所を複数箇所、あらかじめコース図をにらみながら考えておくことが重要です。
まずスイムの部。スタート地点から選手が飛び出し、1.5kmを泳ぎます。ここはスタート&フィニッシュ地点が唯一の見どころ。何せ、沖合いに500mも進まれると、泳いでいる人間などまったく見えません。スタート&フィニッシュ地点はさすがに課金エリアでしょうから、望遠のカメラで遠距離から見るか、あるいは会場周辺にある建物からスタート&フィニッシュ地点を見下ろすような工夫が必要となりそうです。
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※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
『自由すぎるオリンピック観戦術』 スポーツイベントがあるごとに、世間をアッと言わせるコラムを書き続ける、スポーツ観戦ブログ『フモフモコラム』の中のひとによるオリンピック観戦本 |
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