オバマ退任でも大丈夫!ノッチ(デンジャラス)はトライアスロン大会でスーパースター
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第31回~
※前回の話…スポーツ好きブロガーのフモフモ編集長が、東京五輪でチケットが買えそうな穴場競技探訪へと出かけました。今回のテーマは無課金。穴場であるだけでなく、さらにチケットなしで楽しめる競技をターゲットに設定。無課金で観戦できる種目の代表格といえばマラソンだが、それを穴場と言ってしまうのは芸がない。ということで今回はタダで観戦できるうえに穴場感もたっぷりなトライアスロンに密着取材。スイム(水泳)バイク(自転車)、ラン(長距離走)と一粒で三度美味しい、“無料穴場スポット”の見どころにフモフモ編集長が迫ります。
スイムに続いて選手は次のバイクのために、自転車を停めてあるゾーンに向かいます。無課金では見られない区間になると思われますが、このトランジション(着替えたり、自転車に乗り替えたり)というのはなかなか面白く、トライアスロンの見せ場と言えるもの。いかに早く準備を終えて、自転車を漕ぎだすか。一般参加者などは悠長に靴を履いたりヘルメット被ったりしていきますが、トップ勢はそんな無駄なことはしません。最初からペダルに靴がハメてあり、そこに足を突っ込んで出発するという時短ぶり。F1のピットストップのような素早い動きで準備を済ませるのも、実力のうち。こういう場面を見られるのは課金勢だけの特権なんでしょうね。
バイクの部は時間的にも一番長くかかる区間ですので、イイ場所を押さえたい。直線でもカーブでも登りでもいいですが、なるべくメイン会場に近くてなるべく辛いところを見つけたいもの。結局またランのときは会場付近に戻りますので、あまり遠くに陣取るのは考えものです。ここは下調べで大きく差がつくポイントとなりそう。
今回はメイン会場付近に坂道をくだってから大きく曲がるコーナーがあったので、そこを観戦ポイントに定めました。疾走する自転車がスピードをあげてコーナーに突っ込むさまは見栄えとしても大変よいもの。
「水着で自転車に乗ってる女子って妙にエロっぽいよね!」
「低速区間でじっくりと観察したい」
「サドルが食い込む尻を低速区間でじっくり見たい」
などの邪念は絶対に持たないほうがいいでしょう。
今回は観戦中に珍しい場面にも遭遇しました。ある選手のバイクがパンクか何かで故障したらしく、走れなくなってしまいます。こういうとき個人競技であるトライアスロンはどうするかというと、自分で修理を行ないます。今回は空気を入れるだけでは済まず、タイヤごと交換という事態だったらしく、選手も慣れない手つきでタイヤをガチャガチャ。こういう場面が見られそうなスポット……転倒しそうな場所とかに陣取るのも、ひとつの手かもしれません。
最後のランはマラソンなどと基本的に同じ。お好みのポイントで陣取り、声援を送ればOK。水泳と自転車を経て汗と水でドロッドロになった選手を見守るのは、大変味わい深く、一回ズブ濡れになったあとの生乾きの髪などはとてもいい。ただ、ランに関しては一番の見せ場はやはりゴールするところ。
1
2
※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
|
『自由すぎるオリンピック観戦術』 スポーツイベントがあるごとに、世間をアッと言わせるコラムを書き続ける、スポーツ観戦ブログ『フモフモコラム』の中のひとによるオリンピック観戦本 ![]() |
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「五輪会場」お台場でトライアスロン生観戦。テレビでは味わえない感動に出会う
オバマ退任でも大丈夫!ノッチ(デンジャラス)はトライアスロン大会でスーパースター
東京五輪でチケットなしでも“絶対生観戦できる鉄板競技”とは?
トライアスロン・佐藤優香、リオ五輪“最後の切符”をかけた挑戦
「”ほぼ無観客開催”の楽しみ方」東京五輪の穴場競技を7年追い続けた男の現在
東京五輪開催へ…前哨戦で明らかになった「有観客と無観客の違い」
東京五輪は期待大。「攻め姿勢」でコロナ禍を乗り越えるハンドボール代表の活躍
東京五輪“有観客開催”の試金石!チケット完売の全日本体操選手権観戦記
コロナ禍の先に見えるスポーツの未来。リスタートする東京五輪への期待は?
40代最後の冬、準備ゼロでフルマラソン挑戦。足に激痛、痛風に
路上飲み、バブル崩壊、密観戦。オリンピックで札幌が無法地帯になっていた
東京五輪の札幌マラソンコースを歩いてみた。沿道にはアダルトな看板が…
幻となった東京五輪マラソンコースを、体重87kgの39歳おじさんがチャリで爆走した結果…
東京五輪マラソンを札幌で開催するメリットをMGC観戦から考えてみた
ひろゆき「リオでの“東京五輪PRに12億円”は本当に高いと思いますか?」
オバマ退任でも大丈夫!ノッチ(デンジャラス)はトライアスロン大会でスーパースター
東京五輪でチケットなしでも“絶対生観戦できる鉄板競技”とは?
感情が爆発! 閉会式はまさにリオのカーニバルだった
猫ひろし完走!ゴール後のパフォーマンスでブラジル人にバカ受け
田原総一朗と上杉隆が語る「五輪汚職と神宮外苑再開発」
五輪汚職、逮捕の高橋容疑者と森喜朗の蜜月関係…「空白の48日」と突然増えた「1つの枠」
大阪万博「ミャクミャク」大人気の理由は?東京五輪「ミライトワ」との明暗
キャバ嬢が決定、夜の街の珍客・ウザ客大賞2021「人が歌ってるときは黙って聞くのが礼儀だろうがぁあ!」
消えたオリンピック競技のその後。「綱引き」は本気で復活を目指していた
この記者は、他にもこんな記事を書いています