更新日:2022年08月07日 19:01
カーライフ

ポルシェがスバルの縄張りに進出!? “スバルのドコドコ音”がする新型ボクスターはありなのか?

MJ:ところで、なぜポルシェはフラット6からフラット4ターボに変更したのか、その理由を述べよ! マリオ:主な理由は、燃費であります! 約3割も改善され、同時にパワーも向上しております! MJ:一石二鳥だな! ⇒【写真】はコチラ(インテリア&トランクスペース)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1209301

ボクスターはエンジンが車体の中央付近にあるミッドシップ(ポルシェ911はリアエンジンリアドライブ)。そのため前後にトランクスペースがあります。肝心のエンジンはシートやトランクで見えませんでした

マリオ:しかし、その代償としてフラット6の緻密なフィーリングが失われたであります! MJ:それが欲しくば中古車を買えばよい。718ボクスターは燃費とパワー、そしてスバルのドコドコサウンドを手に入れた。十分すぎる戦果であろう! マリオ:エンジンの軽量化によって、旋回時のリヤまわりの軽さも際立つようになったであります! MJ:鬼のように曲がるな! マリオ:さすがミッドシップ。フロントエンジン車のみのスバルとしては羨ましいであります! MJ:正直、ポルシェがスバルサウンドを発しているのに、現在のスバル車がドコドコ言わぬのは猛烈に物足りなく感じるのだが。 マリオ:洗練度は向上しております。 MJ:洗練など捨て、スバルもドコドコに回帰するよう進言しておくように! マリオ:百瀬晋六さま(※)の墓前で祈願します!

性能面とスバリスト以外のユーザーから「うるさい」とクレームになるので、スバルは2000年代前半から主力モデルで排気の等長化を行い、段階的にドコドコサウンドはしなくなりました

【結論】 ポルシェらしい高精度感に水平対向4気筒のワイルド感が加わった718ボクスターは、スバリストに限らず誰もが納得する出来である!フロントマスクがトヨタMR-Sに似ている点だけが残念。改善を望む! ※百瀬晋六はスバル360などを開発した伝説的技術者
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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