更新日:2022年08月07日 19:01
カーライフ

ポルシェがスバルの縄張りに進出!? “スバルのドコドコ音”がする新型ボクスターはありなのか?

 ポルシェとスバルの共通点といえば水平対向エンジン。とはいえ、これまでは同じ水平対向エンジンでも、ポルシェは6気筒、スバルは4気筒だったわけですが、新型ボクスターは4気筒ターボ。ポルシェがスバルの縄張りに進出してきました。4気筒のポルシェはありなのか? 自動車雑誌張りに議論を尽くした結果をご報告いたします! MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

ポルシェがスバルの縄張りに降臨!?

 ポルシェといえば水平対向6気筒エンジン、いわゆるフラット6を積むのが王道であり絶対的価値である! なんてことは、SPA!読者のみなさまはサッパリご存じなかろうが、常識なので知っておくように。  ところがこのたび、その常識の一角が崩れた!  ポルシェの廉価版スポーツカーとして、20年前の誕生時より大ヒットを続けているボクスターのエンジンが、フラット6からフラット4ターボに変更され、車名も718ボクスターに生まれ変わったのだ!  フラット4ターボといえば、オタク的ファンを多く持つスバルの独壇場だが、ポルシェがスバルの縄張りに降臨するとはまさに衝撃。下剋上の反対、“上剋下”とでも言おうか!?  しかもそのフラット4ターボ、排気の取り回しが不等長(長さが異なる)のため、ドコドコドコという昔のスバルっぽい音がするという噂である! これはぜひとも確かめなくてはと不肖MJブロンディ、スバルオタク(スバリスト)のマリオ高野をともない、718ボクスターとスバルWRX STIを駆って箱根に乗り込んだ。
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718ボクスターはどうか
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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