白使インタビューPART1「観客を相手に闘っている」――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第204回(1995年編)

WWEの全米ツアー、ニューヨークでのアパートメント生活、アメリカのプロレスについて語った新崎人生。いまから21年まえのインタビューを再編集しておとどけするPART1(WWEオフィシャル・パブリシティ写真より)
――アパートメントはイースト・ヴィレッジのまんなか、ダウンタウンのいちばんの繁華街といっていいロケーションですね。
「ええ、わたしがニューヨークへ来たときは、ブル中野選手がもうアパートを借りていまして、彼女はミッドタウンの49丁目あたりに住んでいたんですけど、すぐ近くに山崎五紀さん(元JW・エンジェルス)のレストランもありますし、このあたりだったら日本人も多くて、日本の食料品なんかも買いやすいということで、不動産屋さんで部屋を見つけてきたんです。たいへん住みやすいところです」
――オフの日は、地下鉄に乗ってぶらりと出かけるなんてことは?
「地下鉄には毎日、乗っていますが、よく日本で考えられているような危険な目にあったことはいちどもないです。夜中、1時過ぎなんかでもよくひとりで乗りますけど、そんなにアブナイという感じはないです。ああ、この街は24時間動いているんだなあ、という感覚はあります。まあ、歩いていけるところになんでもありますから、だいたいの用事は近所ですませています。スーパーマーケットや大きなグロッショリー・ストアみたいなところで買い物をして、食事も家で作って食べています」
――もう、ニューヨーカーですね。
「こうして家にいても、外の音がすごいですよね、1日じゅう。リビングに座ってテレビなんか観ているとしますよね。そうすると、外を走るパトカーや救急車、消防車などのサイレンでテレビの音が聞こえないんですよ、夜中でもなんでも。それから、こっちの車はクラクションをよく鳴らしますね」
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