近未来スーパースターズの“レッスルマニア13”――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第252回(1997年編)
試合は9分45秒、メイビアが一瞬のスクールボーイでサルタンをフォールした。試合終了後にサルタンとそのマネジャーのアイアン・シークがメイビアに襲いかかり、メイビアの父ロッキー・ジョンソンが息子の救援にかけつけるというワンシーンが用意されていたが、シカゴの観客は“笛吹けど踊らず”だった。
第3試合にラインナップされたトリプルH対ゴールダストのシングルマッチは、映像的にはトリプルの“女性ボディーガード”チャイナとゴールダストの“性の調教師”マレーネのふたりを加えたインター・ジェンダー・タッグマッチといった色合いになっていた。チャイナとマレーネの存在ばかりがクローズアップされた分、試合そのもののテンションはやや低かった。
第4試合のオーエン・ハート&デイビーボーイ・スミス対ベイダー&マンカインド(ミック・フォーリー)のWWE世界タッグ選手権は16分8秒、両軍カウントアウトでオーエン&スミスが王座防衛に成功。メイビア、トリプルHのシングルマッチ2試合とブレット・ハートの試合とのあいだにはこのタッグマッチが“口直し”として挿入されていた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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