“レッスルマニア13”の向こう側――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第254回(1997年編)
WWEの全米ツアーは“レッスルマニア13”の翌日、同じイリノイ州内のロックフォードに移動し、“ロウ”と“ショットガン・サタデーナイト”の番組収録をおこなった。ブレットはこの日、“ロウ”のTVインタビューに登場し、ブレット自身が“原稿”を用意した(とされる)約15分間のスピーチはWWEの体制批判、ビンス批判からアメリカ合衆国の政治批判にまでおよんだ。
ブレットはこの“ヒール転向”でアメリカではヒール、カナダではベビーフェースという特異なポジションの確立をめざした。“レッスルマニア13”につづくPPVは4・20“イン・ユア・ハウス14/リベンジ・オブ・ザ・テイカー”(ニューヨーク州ロッチェスター)。
ブレットがヒール路線を歩みはじめたことで、この時点でのブレットのライバルだった“ストーンコールド”スティーブ・オースチンはヒールっぽいテイストのベビーフェースというポジションを手に入れたのだった。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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