HBKとストーンコールドが急接近?――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第258回(1997年編)
この時点ではショーンもストーンコールドもポジション的にはベビーフェースということになっていたが、ふたりは1年後(1998年3月29日)の“レッスルマニア14”のメインイベントで対戦することになる。
ストーンコールドはヒールっぽいベビーフェースで、ショーンは女性ファンと子どもファンに対してはベビーフェースで、男性ファンに対してはヒールというありそうでなかったポジションを演じようとしていた。
ブレットとショーンの“暗闘”はこの年の11月の“モントリオール事件”へとつながっていくが、じつはストーンコールドとショーンの因縁ドラマもすでにこのあたりからそのプロローグがはじまっていた。
ビンス・マクマホンがWWEのオーナーであることは当時も現在もまったく変わらないが、ビンス自身はこの時代は“ロウ”の司会・進行として無個性なアナウンサー役を演じていた。ベビーフェースでもヒールでもない中立な立場は、じつはプロレス的にはいちばんむずかしい。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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