ハート・ファウンデーションはほんとうの仲間――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第257回(1997年編)
“ヒットマン”ブレット・ハートは単なる悪役キャラクターではなくて“怒れる論客”。ハート・ファウンデーションはヒール・ユニットではなくてほんとうの仲間たちだった。このまぎれもない現実が毎週月曜の連続ドラマのストーリーラインになんともいえない不思議なリアリティーを持たせていた。
月曜夜のプライムタイム番組“マンデーナイト・ロウ”はポスト・レッスルマニアの新シーズンから番組フォーマットを一部模様替えした。番組タイトルは3月10日放映分からすでに“ロウ・イズ・ウォー”に変更されていたが、4月からは番組の雰囲気そのものがガラリと変わった。
“ロウ・イズ・ウォー”を直訳すると“生こそ戦争”となるが、これは“RAW”と“WAR”の3文字のスペルにひっかけた一種のコトバ遊びで、ライバル団体WCWとの“月曜TV戦争”という意味がこめられていたことはいうまでもない。
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