新宿、渋谷も低空飛行する「羽田空港新ルート」の危険性…事故、騒音、大気汚染も
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横山氏らは航空評論家の秀島一生氏の監修のもと、新ルートのリスクを検証している。
「落下物の問題は非常に怖いですね。航空機が着陸の際、機体内にしまっていた車輪を外に出すとき、部品や上空の低温で張り付いた氷などが落下するということが、日常的に起きる危険性があります。しかもこうした報告には、氷の落下は含まれていません。金属部品や氷が上空から落下してきたら人命にかかわります」
国交省によれば、航空会社に報告を求めるようになった2009年から昨年10月末までに全国で437件の部品脱落があったとされている。
政府は東京オリンピックに向けて、2020年までに外国人観光客を年4000万人に倍増させるとの目標を発表。その具体策として国交省が推し進めようとしているのが「羽田空港の機能強化」だ。現在1時間あたり80便の発着回数を90回に増やし、年間で羽田空港に出入りする飛行機を1.7倍に増加させるという。
「国交省は、海側から着陸して海側から離陸するという従来の飛行ルートに加え、都心の上空を通る飛行ルートを追加しようとしているのです」
そう語るのは「羽田空港増便問題を考える会」の共同代表、横山宜幸氏。
「この新ルートは、落下物や騒音、大気汚染など、あまりに問題が多すぎます。万が一事故やテロで飛行機が墜落し、市街地に落ちたら大惨事になります」
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