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“ギャルおっさん”が語る若者のクラブ離れ――逆におじさん世代が輝けるチャンス!?

相次ぐクラブ摘発の影響……

 また、忘れてはいけない一要因として挙げられるのが、2010年から2012年にかけて行われた大規模なクラブ摘発。風営法を理由に、クラブにも関わらず深夜営業ができなくなったのだ。東京や福岡、そして特に大阪では徹底的にクラブが取り締まりを受け、明け方まで営業をしていたクラブは大ダメージを被った。  これによって廃業した店舗も少なくない。特に壊滅的な打撃を受けた大阪・アメ村周辺では、多くのクラブ閉店に伴い、それまで同じく深夜まで営業していた服飾店や飲み屋なども客が激減するという負の連鎖。かつて代表的な大阪の盛り場だったアメ村の夜は、今もかつての盛り上がりを取り戻せていないのが現状。摘発を免れた店舗も自主的に廃業や営業時間の短縮に迫られ、それまでクラブに通っていたオーディエンスは、多くが野外フェスなどに流れることになったのだ。

女性客は多層化も、男性客は高齢化

 2016年6月23日、改正風営法が施行され、店内の明るさが10ルクス以上などの基準を満たし、都道府県の公安委員会から「特定遊興飲食店」として許可を得たクラブは、終夜営業が可能になった。

昨年の改正風営法で、ようやく朝まで営業が可能となった

 かつての風営法では基準を満たす店の広さなどの規定が細かく、よほどの大バコでないと営業許可が下りなかったうえ、なまじ風俗営業の許可を得ることで深夜1時までの営業時間に縛られ、他店舗との競合に不利、と考える多くのクラブは、あえて無許可でのクラブ営業を続けていたのだが、この改正によって多くのクラブが大手を振って朝まで営業が出来るはず、つまりクラブカルチャー復活の予感? ……と思うのは早計。  ここ数年のクラブ不遇時代で失った客層はいきなりすぐは戻ってこない。前述のように今の若い子たちは昼間の野外フェスに流れてしまった。ある意味、健康的になった若者が再び深夜のクラブに興味を示すのは、まだまだ時間がかかるだろう。
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若い女のコとおじさんたちは『win-win』の関係
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