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“ギャルおっさん”が語る若者のクラブ離れ――逆におじさん世代が輝けるチャンス!?

若い女のコとおじさんたちは『win-win』の関係

 では、今のクラブシーンを支えているのは誰なのか、というと、30代後半から40代の、いわゆるクラブ全盛期に青春を送ったおじさんたち。  現在のクラブ、ディスコを仕切る立場になったスタッフも最前線で活躍するDJ陣も、かつてのクラブ全盛期に遊んだ人たちなので、オーディエンスのツボにハマる内装やサービス、また選曲で僕らを楽しませてくれる。そして何よりも大きいのが、その客層。  同世代の草食化した若者男子に失望した20代の女のコたちの間では、仕事後に軽くクラブでお酒を嗜んで終電で帰る、なんてパターンが多く見受けられる。大人しい同年代の男に見慣れた彼女たちにとって、良くも悪くもギラついたおじさんたちは、酒もおごってくれる上に楽しませてくれる新鮮な存在。で、僕らおじさんは若い女のコと楽しめるという、いわば『win-win』の関係が今のクラブにはある。  六本木のクラブに週1で通っているという女性は、クラブにいるおじさんたちについてこう言う。 「ここのおじさんたちってみんな遊び慣れているというか洗練されているのがいいよね。VIPルームでお酒ガンガン飲ませてくれるし、ヘンに老け込んでないからこっちも必要以上に年上って意識を持たず、気楽に接することができるんで」(20代女性・OL)  若い女のコだけでなく、アラサーからアラフォー女子もチラホラ遊びに来ているので、若い子にちょっかいをかけるも良し、同年代のお姉さんと共通の話題で盛り上がるも良しと、より多角的に遊べる今のクラブ。 「銀座の『D』は、結構40前後のネーチャンが多いから、年上好きの俺もよく行くよ。女って30代から40代が一番性欲が高まるから、かなりの確率でお持ち帰りできる。営業が1時までだから逆に店出た後に誘いやすい。俺も家庭があるから泊まりは無理なんで、サクッと連れ出せるのが嬉しいね」(39歳男性・編集者)  今週末は、久しぶりにクラブに繰り出して若い頃の感情を思い出してみてはどうだろう。若い男がクラブに戻ってきていない今こそ、僕らおじさん世代が輝ける絶好のチャンスなのだ!<取材・文/菊橋みかん> 【菊橋みかん】 渋谷系ファッションをはじめ、若者カルチャーからアウトロー、任侠系にキャバクラ、風俗ネタまで、節操なく取材&執筆をこなす、貧乏暇ナシなライター・コラムニスト。酒とタバコとクラブとギャルが大好きな“ギャルおっさん”。
渋谷系ファッションをはじめ、若者カルチャーからアウトロー、任侠系にキャバクラ、風俗ネタまで、節操なく取材&執筆をこなす、貧乏暇ナシなライター・コラムニスト。酒とタバコとクラブとギャルが大好きな“ギャルおっさん”。
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