更新日:2017年11月14日 13:44
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スマホ&PCやり過ぎが引き起こすIT文明病を考察【コラムニスト木村和久】

 というわけで、手書き直筆とキーボードの違いはあれ、原稿書きは現代病を発症させやすいです。具体的には、まず左が五十肩で腕が思うように上がりません。最初はPCを使えていますが、次第に弱い箇所が痛みだします。まず左の肘の内側が凝りだして鈍痛が。その次に、左の親指と人差し指の付け根がごりごり痛い。  痛いところをマッサージしますが、苦痛が和らぐのはその場だけです。結局、カイロプラクティクに行って、背骨からメンテしていかないと。背骨をなるべく真っすぐにしろと言われても、なかなか難しい。つい道路にお金落ちてないかなと、下向いているんですね。今は生活態度を変えて、なるべく鳥の糞が直撃しないように上を向いて歩いています。まさか55年経って、坂本九の「上を向いて歩こう」が役立つなんて、九ちゃんはやっぱり偉大だなあ。  さて今度は若者のお話です。若い人々は肩凝りや腱鞘炎にかかりにくいと思っているようですが、実は似た症状がすでに進行しています。それはスマホ濫用によるさまざまな症状です。まず小さい画面を凝視するから、目に負担がかかります。目の疲れはこめかみに至り、そこから肩凝り、偏頭痛へと発展します。  さらにスマホを見過ぎていると、顔を画面に近づけるから猫背になります。そのまま背中が負担となり、さまざまな箇所に波及して体のバランスを崩すと。 皆さん、まだ若いからいいです。けどこのような状態をあと10年ぐらいやっていくとみんな頭痛や肩凝り、腰痛持ちになって大変なこととなります。  一番簡単な解決方法はスマホをやめて、大きなタブレットで観ることです。外出中は仕方ないですが家ではタブレットにしているので、だいぶ目の疲れが和らぎました。さらにPC画面に顔が近付かないようにPC専用メガネの装着を勧めます。度数にして0.7ぐらいですか。遠いところはぼんやり見えますが、1m以内の近いところがはっきり見えるメガネをつけると、目が疲れません。  以前から家ではPCメガネ使用でしたが、今回新たに仕事場にもPCメガネを導入して、使い始めました。大分体は痛んではいますが、少し疲労が減ったような気がします。
木村和久

木村和久

 あと家に帰ったらストレッチですね。若さを維持するのは、筋力よりも柔らかさが必要のようです。ようやくそこに気づきました。最近は、体を柔らかくと酢を飲んでます。なんでお年寄りが酢ばっか飲むのか、ようやく理解できたこの頃です。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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