更新日:2022年10月05日 23:44
カーライフ

中古車情報サイトで一番安いクルマはダメ!自然治癒は接触不良のみ【激安ラテン中古車あるある】

MJ:いやあ、それも機械的劣化だろう。激安中古ラテン車最大のアキレス腱はエアコンの故障だ。2~3年はエアコンガスの補充でごまかせても、いずれ修理代20~30万円と宣告される。そこで多くの勇者が脱落するのだ 安ド:前のアルファ166は88万円したので、エアコンのコンプレッサー交換で20万円、パワーウィンドウその他モロモロで10万円の出費には耐えたんですが……。 担当K:クルマが安いぶん、心が折れるのが早いんですね! 安ド:以前、殿に6気筒の高級車はそのぶん修理代もかかるって言われたので、今回は4気筒のムルティプラにしたんですけどね~。 MJ:運がないな。オレは大きなトラブルはほとんどないのだが。 担当K:僕も、中古アウディ2台は壊れまくりましたけど、ラテン車はまだ一度も大きなトラブルはありません! このパンダも絶好調ですよ!
絶好調パンダ

担当Kは、泣く泣く走行距離約14万kmアルファ147に別れを告げ、BMW・M3に乗り換えた流撮職人のフィアット・パンダ4×4を0円で譲り受ける。

0円パンダの余命は?

もうすぐパンダも10万km超えですが絶好調です。

安ド:一番安いクルマを買ったのがいけなかったんですかね? MJ:一番安かったのか!? 安ド:はい。中古車情報サイトで一番安かったのを、わざわざ岐阜県まで行って買ってきたんです。 MJ:うーむ、オレならさすがに最安車は避けるな。先月買ったBMWも激安ではあったが、180台中下から6番目だ。 担当K:一番下はダメですかね? MJ:そんな気はする(笑)。 担当K:僕は前のアルファ147も、このパンダも、0円のもらい物ですけど、壊れませんよ! 安ド:もらいものには福があるんですね。誰かクルマくれないかな~。
激安中古ラテン車

激安中古ラテン車は高額な修理代がかかるときが見切り時。元が激安なんで、高額な修理代を払うくらいなら新たな激安を発掘し、激安中古ラテン車ライフを継続したほうがいいのです。

【結論】 人には持って生まれた運があり、壊れない人には極楽の激安中古ラテン車も、壊れる人には地獄となる。その地獄の多くは炎熱地獄。エアコンが効かないとオーバーヒートの2大地獄だ。鬼門は夏! 夏にご用心である
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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