更新日:2022年11月20日 09:41
カーライフ

まるでドイツ車のような新型ジュリア。“フェラーリの母”アルファロメオは堕落したのか?

トップグレードのクワドリフォリオ

こちらが3リッターV6ツインターボエンジン搭載のクワドリフォリオ(1132万円)。一瞬で真横に移動できるんじゃないかってぐらいキレッキレのステアリングには脱帽です

 トップグレードのクワドリフォリオは、フェラーリから引き抜いたエンジニアが新設計したというV6ターボエンジンを搭載しておりますが、これがフェラーリ以上の官能性能。回せば回すほど湧き出すパワーは、なんと510馬力! 1300万以上するレクサスの最高級スポーツカーLCだって477馬力です。「クワアァァァ~~~ン」という快音には涙が出ました。  どうやらアルファロメオは、BMWのお面をかぶったチチョリーナを作ったようでございます。  お値段は1132万円。ちと高うございますが、想定ライバルであるBMW M3セダンよりは少し安いし、フェラーリに比べたら3分の1。これはお買い得だ!  なんつって、貧乏なSPA!読者様に買えるわけがありませんネ! まったく役に立たない情報をタレ流し、本当に申し訳ございません。
クワドリフォリオ

これまでのアルファロメオは中古になると激安になるのが通例でしたが、新型ジュリアはBMWみたいだし、たぶん故障しないので、そんなに安くならない予感がします

【結論】 マニア的には「BMWみたいでガッカリ」なデザインも、一般人には安心かつオシャレに見えるようです。フツーのモデルなら500万円台ですので、3シリーズを買うつもりのリッチな読者様には、真剣にオススメいたします
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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