更新日:2022年11月20日 10:44
スポーツ

四天王プロレスは信頼関係の上に成り立っていた?――小橋建太の青春おすそわけ#16<棚橋弘至vol.3>

小橋:プロレス雑誌とか見て「また同じ相手じゃん」って思われるかもしれないけど、やってるレスラーとしては毎回違う気持ちで試合に臨んでる。会場も違うし、見ている人も違う。反応も違う。だから新鮮な気持ちで闘える。 棚橋:同じカードでも、同じ試合内容にならないのが面白いんですよね。 小橋:次の試合も想像を超える試合をしたいと思ってやってるから、いい試合になる。自分たちの思いもそれを超えるから。ファンのみんなの思いが高まると、また超えようとする。 棚橋:いま、プロレスラーになったから思うんですけど、「三沢(光晴)対小橋」っていうカードが出たら、ファンの期待値がものすごく高いんですよね。そのハードルを超えないといけないというのは、小橋さんにも少なからずプレッシャーがあったのかなと思います。 小橋:プレッシャーはあったけど、プレッシャーがいい意味で自分を奮い立たせてくれた。期待されるというのは、レスラーにとって一番嬉しいことだから。期待がなかったら、なんの張り合いもないよ。 棚橋:やっぱり人間って、期待されると嬉しいですよね。頼りにされたり必要とされたりするうちは、レスラーとしての華だなと思います。 小橋:どんな世界でも、プレッシャーはそのときその人にしか味わえないことだからね。楽しまないともったいない。 棚橋:出ましたね、名言! 小橋:今度は俺が棚橋君に乗っかったんだよ(笑)。 【PROFILE】 ●棚橋弘至(たなはし・ひろし) 新日本プロレス所属。’76年11月13日、岐阜県大垣市生まれ。’99年4月、新日本プロレス入門。同年10月、真壁伸也(現・真壁刀義)戦でデビュー。IWGPヘビー級をはじめ、IWGPインターコンチネンタルなど多くのベルトを巻く。’16年、ベスト・ファーザー イエローリボン賞(スポーツ部門)、ベスト・ネクタイスト賞を受賞。’18年、映画『パパはわるものチャンピオン』公開予定。著書に『全力で生きる技術』『史上最強のメンタルタフネス』などがある。Twitter:@tanahashi1_100 ●小橋建太(こばし・けんた) (株)Fortune KK代表取締役。’67年3月27日、京都府福知山市生まれ。’87年6月、全日本プロレスに入団。“プロレス四天王”と呼ばれるレスラーの一人。2000年6月、プロレスリング・ノアに移籍。’03年3月、GHCヘビー級王座獲得。13度の防衛に成功し、“絶対王者”と呼ばれる。’06年6月、腎臓がんが発覚するが、2007年12月、奇跡のプロレス復帰を果たす。’13年5月11日、引退。現在はチャリティーや講演会など、幅広い活動を続けている。Twitter:@FortuneKK0327 構成/尾崎ムギ子 撮影/橋本一美
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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■「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」
http://www.wrestlekingdom.jp/
【開催日】2018年1月4日(木)
【開場時間】15時30分
【開始時間】17時00分
【会場】東京・東京ドーム

■高山善廣選手応援「TAKAYAMANIA」の募金は小橋建太・FortuneKKでも受け付けております。
500円から募金を受け付けております。皆様からお寄せいただいたお気持ちは小橋建太が責任を持って全額高山選手にお渡しいたします。
https://tsuku2.jp/ec/viewDetail.php?itemCd=06950341210790
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