2018年始めるべきは仮想通貨だけではない!“株式投資型クラウドファンディング”はここが凄い
仮想通貨やロボアド投資などに加え、’17年にもう一つ新たな投資が密かなブームになっていたのをご存じか。個人が未上場株を買える株式投資型クラウドファンディングがそれだ。IPO時は莫大な配当金も期待でき、来年は本格的な目玉になること間違いなし!
株式投資型クラウドファンディングは、その言葉通り、未上場のベンチャー企業の株式を個人投資家がインターネットを通じて購入できる仕組みだ。
すでに米国では2013年からサービスが開始され、あのUberなど先進的なベンチャー企業がこの方式で資金を集めている。
日本では2016年11月に株式会社日本クラウドキャピタルが株式投資型クラウドファンディングを運営する会社として初めて金融庁より認可を受け、同年12月にFUNDINNO(ファンディーノ)という株式投資型クラウドファンディングのサービスを開始している。
では、この仕組みで未上場株を買うメリットはどこにあるのか。それは投資企業のIPO時の売却益にほかならない。これは海外の事例を見るのがわかりやすい。
スコットランド・エジンバラにある会計ソフト作成がメインの会社FREEAGENT HOLDINGS。同社は、2015年7月に700人の投資家から120万スターリングポンド(約18億1200万円)を株式投資型クラウドファンディングで募り、ロンドン証券取引所のATM市場に2016年11月に上場。同社には800万スターリングポンド(約12億800万円)の上場価値がつき、実際には1070万スターリングポンド(約16億1570万円)を集め、会社の価値は3410万スターリングポンド(約51億4910万円)に。つまり、IPOによって個人投資家は約4倍の売却益を得たのだ。
そんななんとも夢のある株式投資型クラウドファンディングは2017年12月現在、日本では前出のFUNDINNOのほか、Go Angel、エメラダ・エクイティの3つのサービスが提供されている。2017年12月までの各サービスの累計調達額及び案件数は、FUNDINNOが一歩抜きんでている形だ。
その勢いは、具体的な案件を見たほうがわかりやすいだろう。たとえば、FUNDINNOで第1号案件として募集が開始されたITを使った経理処理を行う企業Bank Invioceは、目標額500万円に対し、1460万円を調達。さらに第2回の案件でも2400万円の目標額に対し、株式投資型クラウドファンディング史上最高調達額である6000万円をわずか72分で調達している。一方、エメラダ・エクイティの第1号案件であるクラフトビール会社Far Yeast Brewingも目標額4200万円に対し、4634万円を集めたが、こちらは20日ほどかかっている。
あのUberも利用。未上場ベンチャー企業の株式を個人で買える!
すでに海外ではIPO時に莫大な売却益が
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