クラファン物販で22億円売り上げた“ひとり貿易家”が語る成功哲学
物価高や将来への不安から投資への関心が高まる昨今。そんななか、新たな副業・起業として注目されているのが「クラウドファンディング」だ。クラウドファンディングというと、国際協力や地方創生のため、オンラインで支援や寄付金を集めるイメージだが、寄付金のお返しには新しくてユニークな商品やサービスが立ち並び、いまや一種の「ネット通販サイト」とも捉えられている。
そんなこの業界に黎明期から携わり、自身と手がける貿易塾で累計22億円/800件以上の実績を築き上げた「クラファン物販」の第一人者が、大竹秀明氏(@seka_waku)。
12月16日に『1日で1000万円売り上げるクラファン物販の教科書』を刊行し、元ビジュアル系メジャーギタリストという異色の経歴を持つ大竹氏が伝授する、海外の高級な商品の仕入れ方とは?(以下、本人寄稿)
前回の記事では売れる商品の探し方について説明しました。今回は、「マズローの欲求5段階説」に基づいて、高額な商品を販売する手法を探ってみたいと思います。この理論では、人間の基本的な欲求が「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」の順で高まっていくとされています。
ここでは「ヨーロッパ製の高級車」と「手頃な価格の国産軽自動車」という2つの異なるカテゴリーの車のテレビCMを比較してみましょう。
一般的な軽自動車のCMでは、まず冒頭で子供や家族が笑顔で登場して「週末に家族でどこに行こう?」と、みんなでキャンプや海に出かけて、いかに子供たちでも安全に乗り降りができて荷物もしっかりのせられるか、という場面が続き、「プライスレスな体験や思い出が残せます」という印象を与えつつ、最後にやっと車の仕様や価格、お得なローンでの買い方が登場してきます。
家族の幸せな時間、子どもたちの安全などを強調して、安心感や居心地の良さを提案します。これは主に「安全の欲求」と「社会的欲求」を刺激する内容になります。
一方で、高級車のCMでは、暗闇から颯爽と駆け抜けてくる1台の車が力強く登場し、上質な走行体験や卓越した安全機能が強調され、華麗にドライブを楽しむという映像が展開されていきます。
いかにも仕事ができそうな美男モデルが登場し「上質を知る男のための車」という感じで、自尊心を刺激するような演出になっています。これは「承認の欲求」と「自己実現の欲求」という、より高次な心理的欲求を満たしていきます。
同じ車という商品を販売するのにも、これだけ見せ方は変わります。高級な商品を販売する場合には、実際に高級な商品がどのように表現されているのかを調べていくことが重要になってきます。
高級品を売るにはどうすればいい?
高級品には、高級品ならではの“ふるまい”がある

大竹秀明著『1日で1000万円売り上げるクラファン物販の教科書』
クラファン物販の第一人者。ひとり貿易塾主催。資金力や語学力がない初心者でもクラウドファンディングを活用した貿易物販ビジネスが構築できる「ひとり貿易」を生み出す。累計プロデュース実績22億円/800件以上。その実績が評価され、2019年Makuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングプラットフォームのパートナーも務める。著書に『1日で1000万円売り上げるクラファン物販の教科書』がある。元ビジュアル系メジャーギタリスト(EMIミュージックジャパン)という異色のキャリアを持つ
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