雑学

寒い季節こそ駅弁だ! 冬の味覚を楽しめる駅弁<第53回駅弁大会ルポ第4弾>

 冬こそ駅弁の季節! 「なにが嬉しくて、寒いなか冷えたメシを食べなくてはいけないのだ……」そんな質問を受けたとき、記者はこう答えることにしている。「冬の味覚なくして駅弁は作れず」と。ウニ、カニ、イクラ、カキにふぐ……駅弁大会のラインナップを眺めているとまさに冬に旬を迎えている食材ばかり。

 2週間に渡って開催されている“駅弁の甲子園”「第53回元祖有名駅弁とうまいもの大会」で見つけた、“冬の滋味”たっぷりの駅弁をご紹介したい。

 まずは、味覚の王様・カニ。北海道を中心にカニを使った駅弁は40近く。そんな群雄割拠のなか実演コーナーで大行列をつくっているのが、カニの一大産地・福井発の新作駅弁「焼きかにめし」(1380円/福井県 北陸本線 福井駅)だ。

 駅弁が作られている実演ブースからは、濃厚なカニの香り。ズワイガニの爪肉が鉄板に並べられ、香ばしく焼かれている。これを見るだけで期待と食欲が湧いてくる。

カニ型の容器が嬉しい

こんもりと盛られたカニのほぐし身

 さっそく持ち帰り、試食。どっしりとしたカニ型の容器は駅弁好きの琴線に触れる。蓋をあけるとカニの香りが室内に充満、実演ブースの香ばしい香りがそのまま閉じ込められている。大ぶりなズワイガニのカニ爪、棒肉がそれぞれ1本。紅ズワイガニのほぐし身と焼いたズワイガニの肩肉がドッサリ載っている。

 調整元は名弁「越前かにめし」で有名な「番匠本店」。全国の駅弁大会の超常連ゆえ、今回も期待できる。

焼かれて香ばしいカニ爪

 まずはカニ爪にかぶりつく。カニ身を噛むとじんわりと甘みが広がる。続いて、ほぐし身の載ったごはんを底から掬いパクリ。カニの出汁で炊き込んだご飯とほぐし身は贅沢の限り。ちょっと少ないきゃらぶきを少しづつ噛みつつ、棒肉へ。間違いなく熱燗が欲しくなく濃厚な味。カニってこんなに甘いんだなということを実感させてくれた。
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珍しい「ふぐ弁当」

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【第53回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】
1月10日(水)~23(火)
京王百貨店新宿店7階大催場
午前10時~午後8時 ※17(水)は午後5時、23(火)は午後6時閉場
https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2018/index.html




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