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氷点下の夜の強い味方「あたたか敷きパッド」。正しい製品の選び方は?<元ふとん屋が教えます>

 では人造繊維はどうでしょう? 最近は人造繊維ながら吸湿発熱力を高めたものや、特殊な発熱繊維と混紡したものが増えてきています。また発熱力が低いとされたポリエステルでも、加工で発熱力を強化されたものもあります。  具体的には人造繊維でも「吸湿発熱」を謳っている商品なら普通はOKです。  アクリルならレーヨンなどの繊維と混紡したものがそのいい例で、ポリエステルの場合は静電気対策を行なったものか、長めの起毛のものがオススメです。  結論すると、天然繊維にこだわるならコットンは避け、高価だけどウールを狙う。こだわりがなければ人造繊維で。安価な上にちゃんと効果は得られます。  共通しているのは、天然ものでも人造ものでもしっかりと乾かしてから使うということです。湿気は際限なく睡眠時の体温を奪ってしまうので、しっかり除湿してから眠りましょう。  最後に、サテンのさら~っとしたシーツの感触が大好き、という方はシーツが一番上でも大丈夫です。それでも敷きパッドの中わたや起毛が完全に無駄になることはありません。極寒の夜を、敷きパッドの工夫で乗り越えてくださいね。 【大野悦史】 元寝具店経営者。都内で十数年ほど寝具店を経営し、その後は寝具コンシェルジュとして活動中。最新寝具のレビュー情報や睡眠豆知識を紹介するブログ「寝具の情報・ニュースまとめブログ」も運営している。
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