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これは便利!航空マイルを自由に“売買”できるサイトがある

 特典航空券といえば、貯めたマイルに応じて飛行機のチケットと交換できる航空会社のマイレージ会員向けサービス。  ただし、国内大手のJALやANAの場合、航空券の利用は会員本人か祖父母、兄弟までの2親等以内の家族に限定されている。ところが、最近、この特典航空券をマイレージ会員ではない一般の方が自由に購入できる「マイルシェア」なるサイトが登場している。運賃や航空券代ではなく「国内線シェアリングフライト『システム利用料』」と表記されているところを見ると、どうやらシェアサービスの一種のようだ。  購入できるのは、現時点では国内線とビジネスクラスの国際線のみ。路線も限られており、特典航空券なのでマイルも貯まらないが、国内線なら東京発着便が片道1万2900円~という安さもあって、新しいサービスとして注目を集めている。  これについて航空ジャーナリストの坪田敦史氏は、「日本では馴染みがないかもしれませんが、海外では以前から行われていた」と明かす。 「アメリカの航空会社は、マイルを金券のよう使用したり、余ったマイルを他人に譲与するといった考え方を認めているんです」  しかも、アメリカン航空はJALと同じワンワールド、ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスという提携グループにそれぞれ属しているため、提携エアラインである日本の航空会社の特典航空券にも交換が可能というわけだ。「マイルシェア」もこの仕組みを利用したサービス。 「さらにアメリカにはマイルをお金で購入できる航空会社もあります。例えば、1万9000マイルを持っている人が1000マイル買って2万マイル分の特典航空券と交換。手に入れた航空券を仲介業者に売って、現金化することも可能です」
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一方、日本ではこっそりと売買している
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表紙の人/ 小林よしのり

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