貯まったマイルで行く世界一周の旅「ビジネスなのにフルフラットじゃない!」
昔ほどのスペシャル感はなくなったとはいえ、今も大勢の人にとっては一生無縁であろう世界一周。2010年の秋、週刊SPA!の企画でLCCを使って世界一周をしたことがある筆者(※日本~北米はLCC未就航だったので別の航空会社を利用)が、今度は「ビジネスクラスで優雅に世界一周」に挑戦。10万2830円と約2年で貯めた11万5000マイルをビジネスクラス世界一周航空券に変えいざ出発!
約8年ぶりとなる2度目の世界一周はビジネスクラス。ルートを決める際、最初の目的地をどこにするかかなり悩んだが、中国の成都へのフライトを選んだ。
当初は東南アジアを寄ることも考えたが、南に下るルートは遠回りになるので断念。貯めた11万5000マイルでは全航路の総距離2万マイル以内という制約があったからだ。
かといって一気にヨーロッパへ飛ぶのももったいないため、成田→成都→カトマンズとアジアを横断してイスタンブールを目指すルートを選択。ハッキリ言ってかなりマニアックなルートだ。
成田→成都はANAが就航しているが希望する出発日にはフライトがなく、朝8時50分発の中国国際航空CA460便で行くことに。せっかくなのでラウンジでゆっくりしようと早めに空港へ向かったが、発着する成田空港第1ターミナルの保安検査場が開くのはなんと7時半。しかも、CA460便の搭乗口は行こうと思っていたANAのラウンジからはかなり離れている。
中国国際航空は成田にラウンジを持っておらず、ビジネスクラスの利用客は同じスターアライアンス系列のANAかユナイテッド航空のラウンジを利用するのだが、オススメは断然ANA。成田ではJALのサクララウンジと並んで評判が高い。ラウンジのなかでは料理の種類も豊富で、そばやラーメンなどを提供するヌードルカウンターがある。アルコール類も同様に充実しており、バーカウンターのスペースまで用意されている。もちろんすべて無料だ。
しばらく日本を離れるため、最後にそばを食べたかったが諦め、入ったのは搭乗口のすぐそばにあったユナイテッド航空のラウンジ。かなり広く、居心地は悪くなかったが、料理やドリンク類はJALやANAよりは少ない。ただ、米国のエアラインだからなのかクラムチャウダーはなかなか美味しかった。
結局、ラウンジには30分ほどしか滞在できなかったため、併設されているシャワールームも利用せずに機内へ。中国系エアラインの場合、日本発着便は古い機材の便がほとんどで、CA460便もLCCでよく使われている小型のA320。座席は十分な幅があり、ゆったりしているがフルフラットにはならない。北海道新幹線や北陸新幹線のグランクラス並みの快適さはあったので不満はないが、成都までは6時間。同程度の所要時間のバンコクなど東南アジア方面のビジネスクラスは、フルフラットが当たり前なのでちょっと損した気分だ。
ただし、懐石風御膳に鶏の照り焼きが付いた機内食には大満足。機内食はお世辞にも評価の高い航空会社ではなかったため、あまり期待していなかったがこれは嬉しい誤算だ。やはりビジネスクラスだけあってエコノミーとは違うのかもしれない。
とはいえ、座席にはモニターが付いておらず、楽しみにしていた映画鑑賞はできずじまい。スマホにダウンロードしていた漫画を読んでいるうちに着いてしまったが、ヒマつぶしのアイテムがないと退屈そうだ。
出発時間が迫っており、成田では評判のANAラウンジを利用できず
ビジネスクラスだからといってフルフラットとは限らない
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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