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石原良純が感じた“55歳の壁” 行き詰まったときは「空を見よう」

 年金の支給開始年齢の引き上げをにらんで、サラリーマンの定年が60歳から65歳へと引き上げられる過渡期にある現在。しかし、ほんの30年ほど前までは「55歳定年」が主流だった。そんな「55歳」というボーダーラインは、今日では見えざる壁となって現役サラリーマンの前に立ちふさがっている。例えば、サラリーマンは55歳を超えると会社から“戦力外”扱いされるという話もあり、実際SPA!で55~60歳の男性にアンケートを行ったところ(回答者数3018人)、58.9%が「55歳を境に人生が“下り坂”になった」と回答していのだ。

行き詰まったときは「空を見よう」


石原良純氏

石原良純氏

 気象予報士として活躍したり、マラソン大会に積極的に参加したりと、縦横無尽な活動で知られる石原良純氏(56歳)。そんな石原氏でも、55歳の壁をリアルに感じることはあるという。

「人間の体力・知力・気力は、右肩上がりで続いていくものではないということを最初に意識したのは30歳のとき。それから、まずは体力を補うために走りはじめたのだが、55歳を過ぎると補い切れなくなる。知力にしても同じことで、クイズ番組に出演して、よく知っている名前が出てこないのは、情けない。そんなことからも、同じ世代は“55歳の壁”を意識するのかなあ」

 そんななか、唯一、自力で差配できるのが“気力”だと石原氏は言う。

「現代社会に生きているだけで、いろいろストレスはあるが、それは、気の持ちよう。僕のモットーは“何をやるにも楽しく”。テレビの現場では、作り手が楽しければテレビを観ている人も楽しい……と僕は信じている。早朝のロケで『何が楽しいんだろう?』などと思うことはあるけれど、そんなときでも、行く先々で出会う人々や物事から、何か面白いことを見つけようと努めています」

年賀状作りもウキウキと


 石原氏といえば“その年に受けた一番の感動を伝える”ことをテーマとした渾身の年賀状が有名だが、ここにも“何をやるにも楽しく”の精神が垣間見える。

「年賀状も『面倒だなぁ』と思いながら作るよりは、『今年はこんなに楽しいことがあった! ぜひ、皆に伝えたい』と、ウキウキしながら写真を選んだりしています」

 行き詰まったとき、ストレスのあるとき、壁にぶち当たったときは「空を見よう」と、気象予報士らしくアドバイス。

「人間は、自然と一体化したいもの。だから、山歩きをしたり海に行ったりする。では、山や海に行けないときにはどうすればいいかと言えば、一番身近な大自然、“空”を見上げよう。山よりも高く海よりも広い、青空を見上げるだけで、100km先まで見通せることになる。さあ、空を見上げよう」

【石原良純氏】
俳優、気象予報士。マラソン、鉄道、城、ダムのほか広範なジャンルに精通する趣味人としても有名。環境問題にも深い関心を寄せる

― 特集「55歳の壁に潰される人」―


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