企業戦士が50代で保育士に転身。年収500万→150万に激減しても、毎日が楽しい理由

昨今、注目が集まる50代転職。その活況から、ただ会社にしがみついていただけのスキルゼロ、コネゼロの負け組社員が参戦し、屍の山を築いている。しかし、この大多数の50代くすぶり社員でも転職を成功させ、年収増を狙える秘策が。その極意を探る。

50代未経験でも資格を取って保育士に

負け組50代転職の極意キャリアやスキルがものをいうミドルの転職市場で、ゼロから資格を取得し「天職」を勝ち取った猛者もいる。 「若い頃に子育てを妻に任せきりで、ずっと心のどこかで後悔していたんです。あるとき若いママさんが『保育園落ちた日本死ね』とネット上で発言しているのをみて、少子高齢化の世の中に貢献したいと思い保育園に転職しました」 そう話すのは安田蓮さん(仮名・58歳)だ。元はメーカーでSEから営業まで、満遍なく経験する企業戦士だったが、通信教育で保育士の資格取得を目指し猛勉強。合格後は仕事もすぐに見つかり、新天地を満喫している。