W杯開催国ロシア国民の冷めた心に火が着いた!街は軍隊が出る程の大盛り上がり。いざ16強の戦いへ
ウルグアイ戦の前はとくに凄かった。パブリックビューイングは試合開始1時間前に「満員札止め」。軍隊がパブリックビューイングを封鎖し、人の流入を完全に遮断するという徹底ぶり。記者も慌てて向かったが、結局入れず。会場の周りをウロウロするハメに。会場は川に囲まれており、サンクトペテルブルク名物の遊覧船が行き来するのだが、船から国旗を振り回す人も。
中心街のスポーツバーに行ってもどこも満員。しかも中のテレビを見ようと野次馬が2重3重にも人垣をつくってた。そのスポーツバーにはなんとチアガールが3人もおり、ロシアのチャンスではポンポンをゆるく振り、やる気があるんだか無いんだかのビミョーな応援をする。テレビの実況は、事あるごとに「ルゥ~スィア! ルゥ~スィア!」と叫び、全く実況になっていない。終始、ウルグアイにリードされる展開だったが、テレビのボルテージは上がる一方。ロシアの選手がシュートを打とうものなら大絶叫だった。
そんなロシアは今日17時(日本時間23時)にB組1位のスペインと対戦する。昨晩のモスクワの盛り場は、箱乗りの車が何台も出たり、国旗を腰に巻いた女のコが大勢いるなど超ノリノリモード。記者は幸運にもモスクワで行われるこの試合のチケットを入手できた。果たしてスタジアムはどんな雰囲気となるのだろうか? リポートをお送りしたい。
取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)1
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