雑学

女性と2人でBARに行ったときに役立つ「大人の男のオーダー作法」

― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第8回 ―

 食事のあと、女性と2人でBARで軽く飲む、なんてコテコテなシチュエーションだが、ビジネスマンであればよくあることだろう。相手を口説こうとするかどうかはさておき、大人としてきちんと振る舞いたいところ。例えば2人で飲みに行くのは初めてで、しかも初めてのBARに入った場合、どんなオーダーをすればいいのだろうか。NG例を反面教師にしつつ、シミュレーションしてみたい。

 ちなみに、大前提として女性は飲みたいものを頼めばいいし、本連載でもすでに紹介しているようにバーテンダーに相談してもいい。メニューから選んでもいいし、生ビールでもジンフィズでもハイボールでも問題なし。あくまでも、今回はなんとなく雰囲気や流れで男性がエスコートするような状況になった場合のアドバイスとなるのでご了承いただきたい。

大事なのは、知識をひけらかすことではなく女性に楽しんでもらうこと

とりあえずビールはOKだけどサワーやレモンハイはNG!


 初めて行くオーセンティックなBARでサワーやレモンハイといった注文はNGだ。なぜなら焼酎や日本酒を置いていないところが多いからだ。とりあえずビール、は問題なし。欲を言えばカクテルを頼みたいところだが、あまり背伸びをしても仕方がない。その際、瓶ビールしかありません、と言われ、何かがっかりするのは見当違いなので肝に銘じておこう。

 本連載でもすでに紹介したように、生ビールの「生」は熱殺菌せず、酵母が活きていると言う意味。そのため、ほとんどの瓶ビールも生ビールなのだ。もしビールサーバーから注ぐビールを望んでいても、色々な理由でないこともある。樽生ビールは開栓してからの賞味期限が1~2週間と短く、店側としては売り切らなければロスになってしまうのだ。もともとビールは原価の高い商品だし、メンテナンスの手間が加わってしまうということもある。サーバーでも瓶でもクオリティは変わらないのだから、瓶でも問題なし。

 女性が私も、というならもちろんOK。何かメニューに悩んでいそうなら、アドバイスを出していいだろう。その際まずは、女性のアルコールの強さは判別しておきたい。弱いという女性にはほぼアルコールの入っていないラインナップを提示しよう。ほとんど飲めないなら、見た目が綺麗で美味しいノンアルコールカクテルもたくさんあるので、バーテンダーに聞いてみよう。飲めない人は、後述する弱いカクテルでも気分が悪くなるので注意すること。

 お酒の強さは普通という女性には、ロングカクテルを基本にオススメしたい。

ロングカクテルがオススメの理由とは?


 いわゆる「マティーニ」や「マンハッタン」といった、シェイクしたりステアしたりして作るカクテルはカクテルグラスで飲むのだが、容量は90ccほどしかない。これがショートカクテルと言われる所以だ。一方ロングカクテルは300cc入るタンブラーや360cc入るコリンズグラスで、氷入りで提供されるものを指す。一般論としては、ロングカクテルのほうがアルコール度数は低くなる。

有名な「マティーニ」だが、ジンを主体にしたアルコールの強いカクテル。初心者だと飲むのが難しいので注意すること

 BARに入って、1杯で出るということもないだろう。2杯なのか5杯なのかはざっくり予測し、アルコール度数と味の薄い順に頼んでいくといいだろう。レストランのコースと同じ。途中で変化を付けたり、休んだりすると心地よく楽しめるのも同様だ。

 ロングカクテルでは、「ジントニック」や「ウォッカトニック」などがピッタリだが、あえて勧めるにはシンプルすぎる。こういったものは切り札にとっておいて、せっかくなのでBARだからこそ飲めるカクテルを楽しみたいところ。その際は、女性の好みは最低限押さえておきたいので、炭酸の有無や、甘いほうがいいか甘くないほうがいいか、くらいは聞いておきたい。

 甘みの中に苦みもある大人のリキュール「カンパリ」を使うのであれば、炭酸ありが「カンパリソーダ」、なしが「スプモーニ」。ビール好きなら「カンパリビア」もあり。ソーダやビア系は最初のほうに、スプモーニのようにグレープフルーツジュースが入るものは、最初はもちろん中盤にも向いている。ちなみに、「カンパリオレンジ」はとても美味しいが、混ぜると見た目が悪くなるので避けてもいいだろう。どれも蒸留酒が入っていないので、アルコール度数も低い。ライチ系が好きなら「チャイナブルー」もアルコール弱めで美味しい。

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基本はクラシックカクテルから入ること

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