更新日:2018年07月06日 16:22
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女性と2人でBARに行ったときに役立つ「大人の男のオーダー作法」

イタリアのリキュール「カンパリ」は、ビター系で大人向け。現在、国内販売はアサヒビールが行っている

 夏であれば、「モスコミュール」や「モヒート」がさっぱりしていてオススメ。ウォッカやラムと言った蒸留酒が入っているので、度数は普通。連続しておかわりしていると、意外と酔うのでご注意を。ウォッカベースの「ガルフストリーム」も見た目がグリーンで爽やかだ。

「モヒート」はラム、ミントの葉、ライム、砂糖を使った夏のロングカクテル。ソーダを入れることもある

 ワイン好きであれば「キール」や「アメリカンレモネード」は喜んでもらえるかもしれない。シャンパン(スパークリングワイン)好きなら「キールロワイヤル」や「ミモザ」「ベリーニ」といったカクテルもある。ただし、スパークリングワインをカクテルに使わないところもあるので確認しよう。

基本はクラシックカクテルから入ること

 甘いほうが好みでカロリーを気にしない感じなら、「カルアミルク」がいいとは思うが、ちょっと変化を付けてチョコレートリキュールの「ゴディバ」や「モーツァルト」をミルクで割ったカクテルも美味しい。単体だが、「ベイリーズ アイリッシュクリーム」というブランデーとミルクのリキュールをロックで飲むのも最高だ。

「ミモザ」はスパークリングワインとオレンジジュースのカクテル。とても飲み口がよく、女性の認知度も高い

 もちろん、ここで紹介したのはごく一例だ。カクテルは基本的なものでも200~300種類くらいあるし、名前が通っているモノであればその10倍あり、スマホアプリでは8500種類以上のレシピを収録したアプリも公開されている。女性の好みやタイプ、雰囲気から味の好み、どのような場を演出したいのか、で膨大なパターン分けができるが、ここで語り出すと本1冊分になってしまうので、ロングカクテルはこの辺りで切り上げることにする。  ちなみに下調べはとてもよいことだが、あまりマイナーなカクテルだと材料がなく作れないこともある。好きなカクテルを注文して偶然材料がないならいいのだが、道場破りみたいな感じで激レアカクテルを注文してドヤ顔するのは最低で、店にも女性にも嫌われるので絶対にやらないこと。まずは、基本的なクラシックカクテルから飲み重ねていきたいところ。

女性がオーダーに悩んでいそうなら助け船を。くれぐれも押しつけはNGなので注意しよう

 最後に、筆者のよく使う「ダブル注文」テクをご紹介しておく。女性に勧めたいカクテルを注文したあと、2番目のオススメを自分用に注文するのだ。そして、自分が口を付ける前に両方味見してもらい、好みのほうを飲んでもらうというもの。外れる確率がさらに低くなるので喜ばれるはず。しかし、相手が口を付けたグラスを自分が飲むことになるので、関係性によっては避けたほうがいいこともあるだろう。その場合は、空気を読んでいただきたい。  お酒に強いという女性にオススメのカクテルや、女性にオススメしてはいけないレディキラーカクテルについては、次回紹介する予定だ。<文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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