スポーツ

二刀流オジュウチョウサンの冒険 みんなで考えた「福島競馬・開成山特別」直前大予想

オジュウチョウサン

昨年末の中山大障害で返し馬中のオジュウチョウサン。視線の先には二刀流がすでにあったのだろうか。鞍上は石神深一騎手(撮影/筆者の友人)

 ワクワクが止まらない。いよいよ、障害競馬の絶対王者・オジュウチョウサンの新たな冒険が始まる。4年8か月ぶりの平地競馬への出走となる7日(土)福島競馬9R開成山特別がまもなく発走だ(発走時刻14:35)。

 そんな注目のレースを、昨年末の中山大障害でラジオNIKKEIにて実況を担当した山本直アナウンサーにインタビューを敢行したSPA!本紙予想を担当するニコ生コミュニティ『公営競技大学』主催・佐藤(シグナルRight)が編集部にむりやりゴリ押しして、「福島競馬・開成山特別」直前大予想の記事化が実現した! (インタビュー参照:中山大障害「前・王者か! 現・王者か!」 J・G1初実況の若手アナウンサーが放った名フレーズ

開成山特別 出走表

開成山特別の出走表(主催者発表のもので確認してください)


データ上ではやっぱり苦戦!? だが実際に成功例があった!


 まずはデータ面から今回の冒険を紐解く。公営競技大学ニコ生リスナーで筆者と同じ松坂世代であるネット競馬ブログ界の重鎮「世界的備忘録」のブロガーg.kishi氏が集計してくれたデータがある。ズバリ、『障害チャンピオンになった後に平地を走ったらどうなったか』だ。

《障害チャンピオンになった後に平地を走ったらどうなったか》
※障害グレード化以降
※J・G1を勝利した以降に平地出走した場合を集計
24レース中1勝(2着0回、3着0回、4着1回、中止1回、残りすべて6着以下)

 たった1度の勝利。その馬の名はゴッドスピードだ。ダービーにも出走した馬が障害転向によって1999年の中山大障害を制している。勝ったレースは2001年の水沢競馬のA1戦(ダート1800m)。約3年5ヶ月ぶりの平地出走を2馬身差で快勝している。元々平地でオープンまで行った馬だったわけで、地方転厩で平地を走って勝った例では参考にならないという意見もあるかもしれない。

 しかも他の結果はすべて馬券圏外。メルシーエイタイムなど、合計で8頭のJ・G1勝利馬が、後に平地出走をしているが、このゴッドスピードの1例しか成功例はない

 ただ、この成功例から希望も見える。ゴッドスピードは水沢で合計3走して引退しているが、勝ったのはこの転厩初戦・平地転向初戦のみだ。つまり、転向直後にペースについていけるかどうかは結局馬による、とも考えられる。歴代最強障害馬に常識が通用しないと考えればまだ夢は持っていい。そもそも8頭・24回しかない事例だ。

オジュウチョウサンが勝つとしたら「先行」か


 公営競技ファンがフォローしてくれている私のツイッターアカウントで2つのアンケートを実施した。1つ目は『オジュウチョウサンが開成山特別を勝つとしたら、戦法はどれになると思いますか?』だ。フォロワーに競馬好き率が高い中で実施したアンケートのため、競馬ファンの声としての精度は高いはずだ。


●逃げ 30%
先行 37%
●差し 25%
●追い込み 8%
※63票

 オジュウチョウサンといえば直線で絶対前を捕まえる! という強い意志を感じるコンコルドのような低い首が印象的なのだが、普段の障害戦でも基本の位置は「先行」だ。やはり位置取りもいつもどおりから動きたいとは関係者のコメントからも漏れ伝わる。ファンもそれを理解しているようだ。

コンコルドのような首

コンコルドのような低い首で大逃げのアップトゥデイトを追いかけた昨年中山大障害でのオジュウチョウサン(撮影/筆者の友人)

 しかし、逆に問題は「ゲート」だ。筆者はオジュウチョウサンが負けるとしたら、ゲートから立ち遅れるという点が心配だ。いつもどおりの競馬のためにも、テン乗り(初騎乗)になる武豊騎手と呼吸を合わせ、普段以上にゲートで立ち遅れない注意が一番重要ではないだろうか。スタートは注目だ。

 また、全国的な豪雨により、コースは残念ながら不良馬場での開催になると思われる。だが、時計がかかる状況になることで追走が楽になる可能性があり、むしろ好都合かもしれない。

殺到しても大丈夫?

障害でもゲート直後の障害で馬は殺到する。馬群も実は大丈夫!?(撮影/筆者の友人)


次のページ 
予想もみんなに聞いてみた!

1
2
回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド

競馬関連の書籍としては異例の大ヒットとなった、競馬予想家・TAROの『回収率を上げる競馬脳の作り方』の第二弾。





おすすめ記事