「いますぐ買うべきユニクロ」ベスト5。990円の夏ニットはマストバイ
―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第185回目をよろしくお願いします。 今回は前回に引き続き「買うべきユニクロ」ベスト5をお届けします。
▼ドライストレッチシアサッカーシャツ(半袖) 1990円(+税)
「半袖の無地シャツなんてもう持ってるよ」と思う方もぜひ手にとってみてください。
こちらは固めのシアサッカー素材を使った半袖シャツ。通常のブロードやオックスフォードなどのシャツ素材と比べて、少々固め。固いと何がいいのか? 実は体型が綺麗に見えるのです。
考えればわかることですが、生地は柔らかければ体にフィットしやすく体型が出てしまい、固ければフィットしにくく体型を隠すことに繋がります。私同様、体型に困る中年男子は固めのシャツを選ぶべし、いつものボッテリ・ムッチリとした体が不思議ときれいに見えるでしょう。
またシアサッカーは表面に凹凸があるため、肌と直接触れる面積が少なく汗をかいても「ぺたり」とくっつきにくいのもメリット。加えて肌とシャツの間に空間ができるため、通気性がいいのもポイント。「シャツって真夏には暑苦しいよな」と思う人ほど試してみてください。シアサッカーは癖になりますよ。
▼ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ 3990円(+税)
長身色のウルトラストレレッチデニム。「ユニクロのスキニーは、スキニーと呼べない」と私の周りのアパレル関係者が言っていましたが……確かにユニクロのスキニーはちょっと細さが甘い。万人向けに作っているからこそ過激な細さが実現しにくく、どうしても半端なスキニーシルエットになってしまいがち。(「はけねぇよ」と言う人が出てくるでしょうからね……)
ところが、このウルトラストレッチ素材はゴムのようにビヨンビヨン伸びます。おそらくユニクロ史上最細だと思いますが、この過激な細さでもストレスなく着用ができてしまうわけです。
また化学繊維を使いストレッチ性を付与すると、どうしても色合いが安っぽくなってしまいがち。本来のインディゴデニムの味である、自然なムラ感が損なわれる場合が多いのですが、それでもこちらはかなり頑張っており、リアルなインディゴの色落ち感が出ています。さすが世界のカイハラデニム!!
残念なのは裾直しをしたときに「裾のステッチ」がストレッチ糸ではなく通常糸を使っていたこと。こうすると裾だけ伸びにくくなるので着用時に足を入れにくくなるのですよね……。またゴムのような生地に対して糸だけ伸びないため、糸にテンションがかかりホツレてしまうことも。裾上げ時にストレッチ糸を使ってくれるとさらによかったかな。
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