ライフ

SNSの登録もできない上司…情弱おじさんを介護する部下の叫び

SNSで企業情報を投稿しようにも…

 情弱上司にまつわる悲しいエピソードは尽きることがない。中小内装業者に勤める佐山俊樹さん(31歳・仮名)はSNSで企業情報を投稿したい情弱上司(50代)から日々質問責めにあっているという。  佐山さんは、「建設的な質問ならまだいいんですが……」と口を濁す。 「知り合いの地元の飲食店店長がSNSをやり始めて客足が増えたとの情報を上司が聞きつけたんです。そこで、個人が顧客対象のうちでもSNSをやろう! と当初はやる気にみなぎっているようでした」  とはいえ、SNSでつぶやく以前の段階で情弱上司はつまづいてしまったのだとか。 「SNSの登録方法がわからないと言い出したんです。何がわからないのか聞くと、メールアドレスに認証メッセージが来ないと。確認すると、上司のキャリアのメールアドレスを登録していたので、『メールを確認してください』と言ったら、そもそも『スマホでのメールの見方がわからない』ですよ。その後も『プロフィールの更新の仕方がわからない』『投稿の仕方がわからない』と低レベルな質問責め。そこまでわからない尽くしなら、もうSNSなんてやめちまえ! と言いたい毎日です……」  ネットを使いこなそうとするが、思うようにならず部下に頼りっきり。佐山さんは上司のSNSの手ほどきをする毎日だといい、最近では通常業務に支障をきたすほどだと嘆いた。  こうした例が様々な企業で増えつつあるようだ。果たして、情弱おっさん上司たちが時代の流れに対応できる日は来るのだろうか……。<取材・文/小畑マト>
1
2
おすすめ記事