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仕事のスキマ時間に実践可能!? スマホ片手の新型ギャンブラーが増殖中

競輪

特に大きな音が出ないエコな競技であることを活かした競輪は早朝から深夜まで幅広い時間の開催を行っている。

《モーニング競輪のポイント》 ・競輪は初日以外の1レース目は勝ち上がり失敗組。大混戦で好配当狙いが基本 ・負け戦の鬼を過去成績から見つけ出そう。初日以外に好走歴の選手を探す  モーニングレースには競輪もある。ボートレースのように毎日実施されていないため、開催されていたら積極的に参加したい。  競輪の場合は開催初日を除けば、トーナメントに敗れた敗者戦の混戦レースが待っている。つまり当たれば中堅配当以上が望めるレースである可能性が高いというわけだ。そのため、朝から刺激的な配当を狙いたい人に向いているといえよう。  私のオススメは「好不調の波が激しい選手」よりも「2日目以降にたまに好走する選手」を狙うことだ。好不調の波が激しい選手は、好調ならば勝ち上がって1レースには走ってこない。逆に不調だから1レースを走っている可能性が高いため、競走得点(成績の平均点)を下回る走りで凡走する可能性がある。  逆に初日に勝てずに1レースに回って勝つことがあるのが常な選手は、良くも悪くも安定している。競走得点で勝っていなくても、勝てる相手のときにしっかり走る選手のほうが狙いやすいが、オッズは競走得点が高い選手に寄っている。好配当のためにまずはチェックしたい部分だ。

深夜に生きる人々へ贈るミッドナイトの世界

 では夜はどうか。すでに全ての公営競技でナイターレースは開催されているが、ナイターレースは21時前に全レースが終了してしまう。アフター5なんて既に死語、もはや連日の残業が避けられなかったり、普段から夜の時間に生きる人々にとって、これまでギャンブルの選択肢は短時間のジャグラー勝負くらいしかなかった。  だが時代は変わった。競輪が「音の出ない競技」であることを活かして「ミッドナイト競輪」をほぼ毎日開催するようになったのだ。レースはナイターが終わる21時ごろから。最終レースは23時を超える。 《ミッドナイト競輪のポイント》  レースは全て7車立て(普段は主に9車立て)となり、難易度は下げられている。周回も短縮され、スピーディなレース進行だ。配当帯も鉄板から大穴までバランスよく分布するのが競輪の強みのため、本命党も穴党も好みのレースを見つけ出しやすい。  最近は普段競輪以外のギャンブルしかやらないがミッドナイト競輪だけは〆として打つニュータイプギャンブラーも増えており、結果、SNSの活況や公式ネット配信での視聴者数は増加の一途である。  さらに爆音轟くオートレースからもミッドナイトは開催されている。
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飯塚オートはまるでパクチーの刺激
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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