ライフ

3大コンビニの“肉おにぎり”を食べ比べ。ガッツリ肉に驚いた一品も

ローソン「厚切り牛ハラミ」はゴージャス系

 そして最後はローソン。 肉おにぎり 包装の中が見えないもったいぶり加減で高級感が出ている。  レジでは「温めますか」と聞かれた。……おむすびを温めるとか、ここは北海道なの!?  そして割ってみると……牛肉が!! 肉おにぎり 牛の角切りがいます! 噛み応えがあり、これぞ牛肉。  だが問題点は、数個入っている角切り牛肉がポロッと口に入っちゃったら、あとはひたすらタレごはんだということ。肉感を長く楽しむにはコツがいるかもしれない。

【総評】3社3様の個性派おにぎり、好みは人それぞれだが…

 3社とも、どこをかじってもちゃんとタレには到達できるくらいには肉味がする。ローソンのおにぎりは、さすがの100円増しだけあってケタ違い。肉は通常のおにぎりにあるまじき存在感だった。味のインパクトとして最も強かったのはファミマのピリ辛だが、肉を食べたという印象はあまりしなかった。  個人的な好みとしては、おにぎり本来の庶民感という点でセブンに軍配が上がる感じだろうか。ほどほどに安っぽい肉感があり、金額的にもおにぎりの域を出ていないので購入しやすい気がする。  それにしても、おにぎりって中身が見えないだけあって、キャッチコピーが結構うるさいことが気になった。「肉の旨みあふれる食べ応え抜群の厚切り牛ハラミ」って、言いたいことをめいっぱい説明しきってる感じ。<取材・文/和久井香菜子>
ライター・編集、少女マンガ研究家。スタッフ全員が何らかの障害を持つ会社「合同会社ブラインドライターズ」代表。著書に著名人の戦争体験をまとめた『わたしたちもみんな子どもだった 戦争が日常だった私たちの体験記』(ハツガサ)などがある
1
2
おすすめ記事