更新日:2019年09月23日 14:10
エンタメ

30歳になった元『egg』モデル。ギャルを経てコスプレイヤーに

 今年3月、伝説のギャル雑誌『egg』が休刊を経てWebで復活を遂げた。90年代より渋谷のカルチャーを牽引していた有名誌の新しい情報発信に各メディアから注目が集まっている。  黒肌に金髪、いわゆる“ギャル”のイメージそのままのスタイルが渋谷で流行していたのは10年近く前の話。その当時、『egg』で活躍していたモデルたちは現在、何をしているのか。彼女たちの多くが大人になり、第二の人生を歩み始めている。かつて“ピン表紙”を飾り人気を博した田中愛奈(たなかあいな)さんは今年で30歳の節目を迎えた。そんな彼女に、ギャルだった当時を振り返ってもらいつつ、今の若いギャルたちを見てどう感じるのか聞いてみた。
田中愛奈

元『egg』モデルで現在30歳の田中愛奈さん

根暗で人見知りな自分を変えたくて“ギャルで武装”した

 18歳のときに渋谷で編集部員にスカウトされ、後にピン表紙まで飾った愛奈さんだが、そもそも彼女がギャルになろうとしたきっかけは、意外にも「根暗で人見知りな自分を変えたい」という変身願望からだった。 「ギャルってイケイケというかパリピみたいに思われるけど、実際はピュアでおとなしい子が多いんですよ。私もまさにそれ。本当の自分に自信がなくて、正直あんまり自分が好きじゃなくて……。当時も今も、本来は根暗の人見知りなんです。でも、ギャルの服装をすると、そんな自分を変えられるんです。もちろん、ファッションとして好きだったけど、変身願望の方が強かったかも。だから、私にとって“ギャルは武装”ですね」
egg

めっちゃギャルだった10代の頃

 ギャルだった当時を「武装だった」と振り返る彼女だが、その見た目ゆえに勘違いされてしまうことも多かったという。 「私が『egg』に出てるときは、マルキュー(渋谷109)のJSGというショップでアパレル店員もやっていたんですが、JSGはいわゆる強めなギャルファッション。雑誌にもクールな感じで出ていたから、普通に笑顔で接客するだけで驚かれましたね。笑わない怖い人だと思われてたみたいで(笑)。ファンの子がお店の影から接客する私を不思議そうに見ていたこともありました」  モデルとして頭角を現し、2009年にはピン表紙も経験した。しかし、年齢を重ねていくことで自然とギャルではなくなっていったという。そして、彼女が新しく始めた活動はコスプレイヤーだった。
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ギャルとコスプレは似ている
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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