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サラリーマンでも馬主になれる! 馬主たちのオフ会に極秘参加

足元

この足元は全員馬主だ(パドック馬主席より)

中古車よりも安くなってた一口の馬

 新人馬主のAさんは、もともとは馬主資格を必要としない、一口馬主として複数の馬に出資する競馬ファンの1人だった。ところがある日、ネットで悲しいものを見てしまったという。 「私が一口で出資していた総額3000万円クラスの競走馬が、サラブレッドオークションにたった60万円で売りに出されていたのを発見してしまったのです。一口の値段は(60万円より)もっと高かったのに、中古車よりも安い値段になっていた。それならば買い取りたいと思い、馬主資格を取ることにしたのです」(Aさん)  今はニュースになるようなセリ市だけではなく、ネットでのオークションでも競走馬は売買されている。ここには仔馬だけではなく、所有をあきらめた馬主が転売するために現役競走馬を出品していたりするのだ。安い馬といっては失礼かもしれないが、地方競馬の競走馬であれば数十万円程度で購入が可能であるのだ。  話を戻そう。一口馬主は口数分で割った賞金を受け取ることができるが、競走馬として所有しているのはあくまで一口馬主を主催しているクラブといわれる会社だ。クラブ側が走らせることを諦めたとき、他の馬主に売りに出されたり、現役引退となってしまうわけだが、一口馬主の立場ではその決断に口出しすることは叶わない。だが、そんなクラブから売りに出された馬を「買える」としたら……Aさんは馬主資格を取るまでに売りに出された馬を買うのは間に合わなかったが、別の1頭の馬を購入し『1頭持ち』の馬主となった。 「今も数頭、一口馬主で出資している馬はいますが、今後は『1頭持ち』で頑張ろうと思ってます。家族からはまさか『1頭持ち』になるために馬主資格を取ったと思っていなかったようですが、馬主資格ってそういうものだろうと気付いてほしかったですね(笑)」(Aさん) 20181130_150109 競馬好きなら誰もが憧れる馬主というステイタス。サラリーマンでは叶わぬ夢と諦める事なかれ。あなたも夢の馬主生活が送れるかもしれないのだ。 「気になった人は新宿区馬主会で検索してください!」(Dさん) <取材・写真・文/佐藤永記(シグナルRight)>
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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