週4日のホストクラブ通いがやめられない…バツイチ40代女性の告白
欲望がうずまく街・歌舞伎町。その魔力に吸い寄せられ、抜け出せない人たちがいる。実家は西東京、最寄り駅の格安キャバクラに親公認で働きながら、週4回は歌舞伎町のホストクラブで夜を明かすというユリさん(40代・仮名)もそのひとりだ。
そのうえタダでホストを楽しみ、ホストの彼氏を常に5人はキープ。40代ともなれば、一般的には結婚して家庭があってもおかしくない年齢だが、ここ3年間はそんな生活を続けているという。彼女はなぜ、抜け出すことができないのか……?
ブランド物に身を包み、待ち合せの新宿駅に颯爽と現れたユリさん。彼女が歌舞伎町にハマったきっかけはなんだったのだろうか。
「やっぱり離婚ですね。29歳で10年近く付き合った彼と結婚して、33歳の時に彼から一方的に『別れて欲しい』って言われて。私は別れるつもりがなかったから、本当に病んじゃって。見かねた友達が歌舞伎町のホストクラブに連れてってくれたんです。『気分転換に』って。そこからですね」
こうして離婚をきっかけに歌舞伎町に足を踏み入れた。ホストクラブは沢山お金がかかるだろうと悪いイメージしかなかった。だが、実際は「全く違った」という。
「“初回”と言って60~90分ぐらいで高い店でも飲み放題5000円で飲めるシステムがあるんですよ。指名したり余計な物を頼まなければそれだけで。若いイケメンがイチャイチャしてくれたり、盛り上げてくれたり。正直リーズナブルだなって思いました」
この日をさかいに暇さえあればホストクラブの初回だけいく“初回荒らし”になったユリさん。沢山のお店を巡る中でも指名してお金を払ってまで一緒に飲みたいホストは見つからなかった。それでもユリさんが初回に通うのはこんなカラクリがあった。
「大体、初回で行って“送り”(※店の出口まで送ってくれる人を指名すること)にすると、みんなすぐにアフターでご飯誘ってきたり、ホテル誘ってきたりするから別にわざわざ指名して行く必要がないんですよね。みんな『付き合って』って言ってくるから、とりあえず全部OKしてて、いま彼氏は5人います(笑)」
彼氏の入れ替わりは激しいそうだが、常に10個以上年下の男を最低5人はキープし、歌舞伎町の格安ラブホで日替わりでお泊りする。確かに年齢の割に若々しく容姿端麗ではあるが、色恋を売りにしているであろうホストとそんなに簡単に外で会えたりするものなのだろうか。
「私は給料のほとんどは自分のブランド物に使ってるんです。ヴィトンとかシャネルとかわかりやすいブランドを多く身につけてるから、ホスト側も『カネあるんだな』って、がっついてくる(笑)。まあ結局、先行投資なんですかね。色恋しとけばいずれカネ使うだろ~みたいな。あとは、無名店の幹部とか、そこそこ有名店のギリギリナンバー入ってるぐらいの子を送りにすることもポイントですね。微妙なランクのやつほどすぐヤレますよ。有名店のナンバー陣とか、代表とかは相手にしてくれないんで最初から選びません」
基本的に初回でリーズナブルにホストを楽しみ、店外で堪能。たまの“臨時収入” が入った時だけその時期で1番好きな彼氏のお店でお金を使うという。だが、気になる臨時収入の正体とは――。

歌舞伎町から抜け出せない、“初回荒らし”のアラフォー女性
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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