雑学

シニア再就職の現実。決して職がないわけではないが…

 あなたは自分が70歳まで働く姿を想像できるだろうか? 人生100年時代といわれる今、もはや悠々自適な引退生活など、遠い過去のものになった。

[70歳まで働く]超実践ガイド

マンション管理のアルバイト風景。管理といってもエントランスに座っているだけのようなものでなく、設備の点検や清掃業務なども含まれている

甘くはないシニア採用の現実。需要が高い業種の傾向とは?


「60歳以上の就職希望者は年々増えてきています。昨年のシニア(55歳以上)コーナーの新規登録は8500人と過去最高で、そのうち31%が65歳以上の方です。

 登録者の方には最初にカウンセリングを受けていただきますが、これまでしていた仕事(営業や事務職)でフルタイム勤務を求められる方は非常に多い。ただ、正直申し上げてそのまま要望がかなうのは難しいです」

 都民の雇用・就業支援施設である「東京しごとセンター」の酒井崇光氏は、シニア層の再就職の現状を次のように解説する。

「こちらでは正社員・契約社員も含めて登録者の方にご案内していますが、事務職だけにこだわると、何社にも応募したけれど長く採用に至らないという方の話もお聞きします。一方で、警備など求人数のほうが多い場合もあり、業種に固執しなければ多くの方は仕事が見つかります。

 定年後の働き方を考えるセミナーをやっているのですが、考えていくうちに実は働くのは半日でよかったとか、週5じゃなくて週3でも欲しい収入が得られるとわかって、フルタイムの事務職希望から別業種に変更する方も多いです」

[70歳まで働く]超実践ガイド

求職者とのカウンセリングの様子

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シニア層が求められているのはどんな仕事なのか?

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