ここまで、お笑い芸人の下積み時代の役者経験を紹介してきたが、最後に紹介するのは、昨年大ヒットした映画『カメラを止めるな』で主演を務めた濱津隆之。

カメラを止めるな！スピンオフ『ハリウッド大作戦！』池袋シネマ・ロサ上映、初週の上映時間でました！！

3/21（木祝）～3/28（木）18:45〜
＊3/29（金）以降は未定#カメ止めスピンオフ #ハリウッド大作戦 #カメラを止めるな #カメ止め pic.twitter.com/TGTxObC4L9

— 映画「カメラを止めるな！」公式 (@kametome12) 2019年3月19日

　今回の趣旨とは若干ぶれるものの、ここで濱津を紹介するのは、実は濱津がもともと吉本興業で芸人として活動していたからだ。 　吉本のタレント養成学校・NSCを卒業後、1年近くお笑いコンビとして活動。しかし売れる前に見切りをつけ、解散してしまった後、DJとして活躍するなどの時期を経て、『カメラを止めるな』での大ブレイクを果たした。 　そんな濱津、役者として活動を始めたのは30歳手前のこと。かなり遅めのデビューではあるが、それまでに沢山の職業でした経験こそが、役者としての濱津の深みを創りあげる一因かもしれない。 　――芸人というなかなか日の目を見ることのできない世界では、長い下積み時代があるのは当然と言える。そんな下積み時代に人知れず役者として活動している芸人も少なくないようだ。 　いま放送されている映画やドラマにも、今後大ブレイクする芸人の卵が、ひっそり出演しているかもしれない。＜文／A4studio＞