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テレビゲームにとって平成時代とは何だったのか? 平成ゲームシーン回顧録<最終回>

平成26年(2014年)

 平成26年は、消費税が5%から8%に増税され、増税前の駆け込み需要で薄型テレビが売れた年。STAP細胞に関する騒動が持ち上がり、報道合戦が過熱しました。『笑っていいとも!』が3月に最終回を迎えています。 「プレイステーション4」が2月に日本でも販売開始(欧米では前年に発売)。世界的に人気を獲得しつつあったゲーム実況をターゲットにした「シェア」機能が話題となりました。マイクロソフトの「Xbox One」も日本ではこの年発売。絶好調のスマホアプリは、『LINE:ディズニー ツムツム』『グランブルーファンタジー』『白猫プロジェクト』など今でも支持されるタイトルが続々配信開始。スマホゲーム市場の規模は7000億円を超え、4000億円を切った家庭用ゲーム市場と完全に逆転しました。

プレイステーション4

Xbox One

そのほかの注目のヒットゲーム ・妖怪ウォッチ2(3DS) ・ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト(iOS、Android) ・ねこあつめ(iOS、Android)

平成27年(2015年)

 平成27年は、中国人観光客による「爆買い」が注目を集めた年。東京五輪のエンブレムデザイン盗用疑惑が浮上し、白紙撤回されました。ピースの又吉直樹さんが『火花』で芥川賞を受賞しています。  任天堂がDeNAと提携しスマホゲームをリリースするという発表が3月に行われ、その直後の7月に岩田聡社長の訃報があるなど、任天堂ファンに動揺が走りました。不振にあえぐWiiUでしたが、アクションシューティングをポップにアレンジした『スプラトゥーン』がスマッシュヒット。『スーパーマリオメーカー』もゲーム実況勢に受け、次世代への種はまかれていました。また、『マインクラフト』ブームもこの時期。年末には『ラブライブ!』のμ’sが紅白出場を果たしています。

マインクラフト

そのほかの注目のヒットゲーム ・モンスターハンタークロス(3DS) ・刀剣乱舞(ブラウザゲーム) ・アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(iOS、Android) ・Fate/Grand Order(iOS、Android)

平成28年(2016年)

 平成28年はリオ五輪の年。閉会式で安倍首相がマリオのコスプレで土管から現れました。11月に米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選。日本では「ゲス不倫」を皮切りに「文春砲」が炸裂。年末にはSMAPが解散しています。  東京ゲームショウで行列を作るなど長らく話題だった「PlayStation VR」がついに登場。一方、任天堂は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を投入。ゲームの未来と過去が交錯する年でした。スマホでは『ポケモンGO』の配信が始まり、世界的なブームに。日本でもヒトカゲやミニリュウを求めて公園に人が押し寄せるなど社会現象化しました。12月にはiOSで『スーパーマリオラン』が配信。

PlayStation VR

そのほかの注目のヒットゲーム ・ポケットモンスター サン・ムーン(3DS) ・クラッシュ ロワイヤル(iOS、Android) ・シャドウバース(iOS、Android、PC)
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いよいよNintendo Switchが発売
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