定年後にお金で苦労しないための下準備とは?
ここまできちんとした備えができたのちに投資に目を向けることができれば、生涯を生き抜くためのプランが盤石となる。
「収入がなかなか増えない今、投資でお金を増やすことにも取り組む必要はあります。今は、NISAやiDeCoといった節税をしながら投資をできる仕組みができており、資産形成に有効です。特に『つみたてNISA』の対象商品には資産形成に向く投資信託がラインナップされているため、おすすめ。すでに投資をしている人は、手数料の高い商品しかない銀行や証券会社を利用しているのであれば、ネット証券口座に切り替えたほうが絶対にお得です」
もう間近に迫っている「70歳まで働くことが当たり前の時代」。そんな状況下にあっても慌てることなく生活を送るために、今のうちから着実な備えをしておきたい。
□60歳までに住宅ローン完済の目処が立っている
□保険に余計な特約がついてないか見直したことがある
□年金を「夫婦で」いくらもらえるかを把握している
□親の健康状態をきちんと把握できている
□将来的に自分が相続できるものを把握している
□NISA、iDeCoの特徴を理解したうえで利用している
□ネット証券口座で資産運用をしている
【長尾義弘氏】ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、出版社勤務を経て、現職に就く。著書に『老後資金は貯めるな! 60歳から始めればいい安心のマネー術』などがある
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