更新日:2023年03月21日 15:50
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10連休予定なしのあなたに贈るゲーム2選。観光協会が本気を出し過ぎたRPG!?

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 10連休という超大型のGWがついに始まりました! すでに海外に飛び立ったり、国内旅行に出発したり……という人も多いと思いますが、年度替わりでバタバタしているうちに旅行の計画を立てそびれたなんて人もいるかも。  というわけで今回は、GWも変わらずに家で過ごすというあなたのためにオススメの”ご当地ゲーム”2本を紹介します。ゲームをきっかけに、実際にその土地を訪れてみるのもいいかもしれません。 『はじまりの島 -淡路島日本遺産RPG-』 iOS、Android/淡路島観光協会/基本プレイ無料/配信中

『はじまりの島』。仲間が徐々に増えていく王道のファンタジーRPG

『はじまりの島』は、4月6日にスマホで配信が始まった和風ファンタジーRPG。淡路島観光協会が配信する、いわゆる地域おこし系のゲームですが、「予想を超えていた!」とSNSでつぶやかれるほどの本格派RPGとなっています。  ある夜、日本神話の神・イザナギが魔物に襲われるという不思議な夢を見た、淡路島在住の高校生・優弥。その日、教室で授業を受けていると突然周囲が暗くなり、日本神話の「はじまりの島」と言われる古代の淡路島に飛ばされてしまいます……。  イザナギから託された剣を携えて、現代の消滅を食い止めるため戦う優弥。戦闘やシステムは、古き良きRPGを思わせるオーソドックスなスタイル。チクチクとしたレベル上げ、ダンジョンでの宝箱探しが好きならハマれること請け合いです(ちなみにこのゲームとは関係ないですが、『ドラクエ』の堀井雄二さんは淡路島洲本市出身で、洲本市には『ドラクエ』の30周年記念碑もあります)。  淡路島のタマネギをキャラ化した「タマポン」や「ビワゼリット」など名産品の敵が出現するのが、“ご当地ゲーム”ならではの面白いところ。仲間になる超怪力少女ミィナと現代人の優弥の掛け合いを中心とした会話イベントも多く、主要キャラのセリフがフルボイスなのも力が入っています。

敵は淡路島の名産品だったりする

 位置ゲーム要素もあって、実際に指定された淡路島の観光スポットを訪れると強力なアイテムが手に入る仕掛けも! 楽しみながら淡路島に親近感が湧くタイトルです。
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懐かしのファミコン風推理アドベンチャーで伊勢志摩観光
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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