更新日:2023年03月20日 11:20
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歴史を変えたスクウェアの決断とは? 平成ゲーム史衝撃10大ニュース<5位~1位>

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 先週のコラムに引き続いて、今回は「平成ゲーム史・衝撃10大ニュース」の5位から1位まで。個人的に衝撃の大きかった出来事をランキングしています。みなさんの衝撃度1位はどのニュースだったでしょうか?

5位 横井軍平氏の訃報(平成9年)

 ゲーム&ウオッチ、ゲームボーイ、バーチャルボーイの生みの親である横井軍平氏。普及した技術を新たな視点で製品に応用する独自の哲学「枯れた技術の水平思考」も有名です。

横井軍平氏

 50代で任天堂を退社し、バンダイの携帯機「ワンダースワン」のアドバイザーを務めるなど新たな活躍のステージに立っていた平成9年10月、交通事故で死去。私が駆け出しの雑誌編集者だった頃、横井さんのインタビューの言葉に感銘を受けたこともあって、このニュースは非常にショックでした。横井さんが健在ならば、ゲーム界の未来が多少なりとも変わっていたのは間違いありません。

4位 体感操作のWiiが世界的ヒット(平成18年)

 任天堂の据置機Wiiが発売されたのは平成18年末。Wiiリモコンを手に持って、体を動かして遊ぶ斬新なスタイルは、テレビゲームのイメージを“静”から“動”へと大きく変えました。

Wii

 同時期発売のPS3がハイスペックなゲーム機だったのに対し、Wiiはゲーム体験をカジュアルなものに引き戻し、普段ゲームをやらないライト層にも訴えかけました。世界1億163万台と任天堂の据置機ではトップの売上。この数字以上にWiiの功績は計り知れないものがあります。
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PS1の勝利を決定づけた、まさかの移籍劇!
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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