あと、本当に助かったのは、人の声もずいぶんカットしてくれるということ。後ろに座っている人が、さらにその後ろの人と大声で話し続けていると、本来であれば超うるさいのだが、ノイズキャンセルにより気にならないレベルに。また、ちょっと離れたところに赤ちゃん連れがいて、ギャン泣きしていたが、こちらも気にならない。 　ヘッドホンなしで寝ている時は、機内食が配られると気配や音で起きていたが、「WH-1000XM3」を着けているとまったく気が付かない。寝たいときはがっつりと寝られるので、到着しても元気いっぱい。作業や睡眠を邪魔されないというストレスのなさは、プライスレスだ。 　ケーブルも接続できるので、映画も「WH-1000XM3」で楽しめる。ロス行きで見た「ボヘミアン・ラプソディ」最高でした。さらに、ミニプラグが刺さらない飛行機でも、航空機内用2ピンからの変換アダプタを付属しているので対応可能。新作を存分に楽しんで時間をつぶせる。 　これだけで4万円の出費の元は余裕で取れているのだが、今回まったく触れなかった音質も超ハイレベル。ワイヤレスでもハイレゾ相当のサウンドも楽しめるという。サウンドエフェクトも自分好みにカスタマイズすることも可能。GoogleアシスタントとAmazon Axelaもサポートする。1回ではレビューしきれない機能を満載しているのだ。 　飛行機に乗るなら「WH-1000XM3」も持ち込むべし。苦痛な時間がずいぶん快適になるし、何なら仕事もはかどるようになる。今年は、JALのマイル修行のために、あと何十回も飛行機に乗らなければならないのだが、「WH-1000XM3」があれば随分快適になりそうでよかった。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる