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最強ノイズキャンセル対応ヘッドホンの実力は「プロが買ってよかったガジェット!」と太鼓判

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第47回~

 飛行機に乗っているときの騒音を、みなさんはどう感じているだろうか。筆者は特に苦痛ではなく、寝るときは寝ている。しかし、ヘッドホンで録音を聴いてテープ起こしをしようとすると、騒音が邪魔で相当音量を上げないと聴き取れない。一度、最大音量で4時間テープ起こしをしたら、少しの間、難聴気味になってしまった。そこで、ノイズキャンセル対応ヘッドホンを使ってみることにした。騒音を抑えられれば、音量も小さくできるのでは、という目論見だ。  筆者は普段あまり音楽を聴かないので、高級ヘッドホンは持っていない。そこで、最強のノイズキャンセル対応ヘッドホンを調べたところ、ほとんどの人がソニーの「WH-1000XM3」を推していたので、早速購入。GW前後に飛行機での出張が続いたので、実戦投入してみた。

「WH-1000XM3」は2カラー。実売価格は4万3000円

 結果、一言で言うと「世界が変わった」。ITライターとして、人生で買ってよかったデジタルガジェットのトップ10にいきなりランクインしたのだ。そこで今回は、飛行機で「WH-1000XM3」がいかに凄いかを紹介したい。

最強のノイズキャンセル対応ヘッドホン「WH-1000XM3」とは?

 製品の高級感はさすがソニーだが、4万円を超える製品なので、当然期待するところでもある。ヘッド本部の重量は255gで、ドライバーユニットは40mmのドーム型。ステレオミニプラグも繋げられるが、本製品はBluetooth接続のワイヤレスモデル。USB充電で、最大30時間の再生が可能だ。専用のキャリングケースに、航空機用プラグアダプターとミニプラグケーブル、USBケーブルを同梱している。

高級感のあるデザインやケースは◎。なくしがちなアダプタも一緒に持ち運べる

 専用アプリで設定などを行うということで、あらかじめダウンロード。画面の指示に従い、Bluetooth接続や各種設定を行う。装着時の個人差を検出し、装着者ごとにノイズキャンセルの特性を最適化してくれる。作業した事務所は静かだと思っていたが、さらに静かになり周りの音が聞こえなくなったので驚いた。

髪型やめがねの有無といった装着状態を測定し、最適な状態にしてくれる

ノイズキャンセルされた別世界に驚愕!

 準備ができたので、早速福岡出張で使ってみた。電源を入れてノイズキャンセルが有効になった瞬間、圧倒的に静かになったので驚いた。それまで普通だと思っていた飛行機内の轟音がいかにひどいものかを実感した。もちろん、エンジン音が完全に消えたわけではないが、高音と低音のノイズがどちらも大幅にカットされ、とくに耳障りでない「ごー」という音が小さく聞こえる程度。  スマホゲームをはじめたら、iPhoneの音量は最低なのに、しっかりと聞こえる。しかも、残っていたエンジン音もほぼ聞こえなくなった。この別世界感はインパクトが大きかった。まさに飛行機の中の世界が変わった。

「WH-1000XM3」デビューは福岡往復

 その後、モンゴルとラスベガスに連続出張が続き、飛行機に乗りまくったが、そのすべてで「WH-1000XM3」を装着してみた。  まず、バッテリーがノイズキャンセルをオンにした状態で30時間持つのが最高だ。家を出てからラスベガスに着くまで、20時間以上かかったのだが、問題なく最後まで動作していた。  ライターは取材時の録音をテキスト化する作業を行うことがある。単純作業ではあるが、がっつり時間を取られる作業でもあり、平日に行うのはなかなかの負担になる。しかし「WH-1000XM3」があれば飛行機の時間で処理できるのが嬉しいところ。音量を上げずとも普通に聞き取れるのは素晴らしい。

轟音の機内なのに、小さな音量でも取材の録音をクリアな音質で聞き取れるのはびっくり

 飛行機では機内アナウンスがあり、できれば聞いておきたいところ。そんな時のために「アンビエントサウンドモード」を搭載しているという。外音を取り込むことで、音楽を聴きながらアナウンスも聞けるというのだ。しかし、実際は飛行機の轟音が入ってきて、ノイズキャンセルの意味がなくなってしまうので、すぐに使わなくなってしまった。  その代わり、活躍したのが「クイックアテンションモード」。通常は、飲み物や機内食が来たら、ガッとヘッドホンを外す必要があるのだが、「WH-1000XM3」なら右手でハウジングに触れるだけでいい。音量を絞り、外音を取り込んで聞き取りやすくなる。咄嗟の場合でも片手で会話をスタートできるので、重宝する。
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音を聴いていなくても大活躍の最強ヘッドホン
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